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帝都の呪咀師 拾弐話について

この回のお話は当初、
「蛇の蠱毒『蛇蠱』となった少年が実の父母に最後のお別れをする」だけのはずでした。
 ところが生家の前に立って私に見えてきた景色は
「すでに何か異様なものによって滅ぼされた村と廃屋」でした。
 結果、とても悲しいお話になってしまいました。
少年は「記憶を失うことが悲しい」のではなく
「悲しい記憶だから消えても構わない」
という選択肢を取ることになってしまいました。
 結果は同じでも彼の心の深いところになにか傷を残してしまったのではないか、と自問自答しています。
 お話が始まってしまうと登場人物たちは私の頭の中で自由に動き続けています。
 これからも私が考えていた流れに逆らうこともあるかもしれませんが、それに付き合っていこうと思っています。

1件のコメント

  • 記憶が消えても想いが残ることはあるかもしれませんね。
    何かを見た時や触れた時に、理由もわからず、感情が揺さぶられることがあるのは、そのせいかもしれません。なんつって。
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