二ヶ月以上ぶりの近況ノートとなります。
このたび、二編ほど作品を公開させていただくことになりました。
漫画原作小説コンテストというものが開催されましたので、それにあわせて執筆した作品となります。
応募規定に「三万文字程度の完結作品を推奨」とありましたので、なるべくそれに準じた作品となっております。つまりは、どちらも短編です。
書こうと思えば続きを書けるような内容になっておりますが、単作としてお楽しみいただけるよう書きあげたつもりであります。
コンテストというものに参加するのは数年ぶりのことでしたので、とても楽しく執筆することができました。
なおかつ、最近は異世界料理ものと格闘技ものという2作品にかかりきりになっていましたので、まったく異なるジャンルに取り組むというのが、とても新鮮でありました。
片方は、いわゆる現代異能ものです。現代日本を舞台にして、異能の力を持つ主人公が怪物どもをざくざく殺戮いたします。
もう片方は、何でしょう。やはり舞台は現代日本ですが、マフィアのような犯罪組織が跳梁跋扈する架空都市の物語です。なんちゃってクライムアクションといったところでありましょうか。
「少年漫画の原作」というテーマで取り組んだ両作でありますが、その試みがどれほど成功したかはわかりません。ただ、初心に返って好きなように書いてしまいました。
なおかつ、実はもう一作執筆していたのですが、そちらは三万字を超えても終わる気配がなく、コンテストの期日に間に合うかも微妙になってしまったので、のんびりマイペースに書き進めていくことにしました。完成して、納得のいく出来栄えであったらそちらもお披露目させていただこうかと思います。
余談として、それらの三作はすべて「獣のような強さを持つ主人公」という主題で取り組みました。
同じ主題でまったく毛色の異なる主人公が描けるだろうかという、思いつきの裏テーマであります。
コンテストなどというのは人事を尽くして天命を待つばかりですので、まずはお読みいただけた皆様にご満足いただければ幸いでございます。