いつもだぶんぐる作品をお読み下さりありがとうございます。
『Vオタ』の34てぇてぇのそーだ視点のお話です。
近況ノートの一つに仮のVオタ相関図出てますのでよければ!
2月からは、各作品の更新が週1か2に落ちることになりそうです。
出来るだけ楽しい作品をお届けできるよう頑張っていきたいと思いますので、今後ともだぶんぐる作品をよろしくお願いいたします。
以下は、いつも通り今回のサポーター限定SSの一部です。
サポーターどうしようって迷っている方は参考にどうぞ。
本当に無理して入る必要はないと思いますので後悔ないよう参考にして下さい。前半だけでも楽しんでもらえたら嬉しいですー!
サポ限第6弾・VオタSS④『Vオタ』を取り巻くVtuber達の話(34てぇてぇ裏・そーだ視点)一部
「うし! さて、やるか……!」
「本当にすみません……天堂さん」
私たちは、今、ゴチャゴチャ……いや、はっきり言おう汚部屋を極めていた私、楚々原そーだの家に来ていた。
「いーのいーの、コイツに借り返すだけだから」
「そうそう! さっさと働いてくださいよ、先輩」
優しく微笑む天堂さんとその天堂さんを煽るくうちゃん、じゃなくて、ガガちゃん。
今日はお部屋の大掃除。
あの事件があって、暫く部屋に戻りたくなくてどうしようと思ってたらガガちゃんから連絡が入ってて。
『今ぜったい一人にならないほうがいいと思うから、ウチに来て! ウチ広いから!』
と言われ、貴重品だけ持って部屋を空けて、暫くお邪魔してた。
その間に、リキッドさんや社長が捕まったりしてフロンタニクスそのものが実質なくなった。
そして、私、いや、楚々原そーだも消えてなくなるのだと思っていた。
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
楚々原そーだは私だけのものではない。
フロンタニクスの社員の人は勿論、絵師のママやパパ色んな人によって生み出された大切な大切な身体なのだ。
なのに、私は守れなかった。
社長命令で闇堕ちさせ自殺騒動まで起こしてしまった。
それ以降は、楚々原そーだの姿はニュースや掲示板で現れていたかもしれないけど、私が入って動くことはなかった。そして、そのまま終わっていくのだろう、ごめんね。
そう思っていた。
もう少しだけガガちゃんに甘えたら、実家に帰り、就職活動を始めよう。
そう思っていた。
そして、ある日、ガガちゃんが息を切らせながら帰ってきて、
『み、未来! 社長が! 会いたいって! 会って話がしたいって!』
私は、私の処遇についてだろうと予想はついていた。
状況が混乱している中で、私は宙ぶらりんのまま、待機となっていた。
だけど、色んな事が決まってきて、ようやく私の話が出来るのだろうと。
ガガちゃんに連れられて行ったワルプルギスで社長である黒川さんと会う。
そして、そんな黒川さんから示された私の未来は全く別の道で。
『楚々原そーだをもう一度ワルプルギスで復活させる。そんなストーリー面白いと思わない』
そう、言われた。
(以下、サポーター限定公開版で掲載)