いつもだぶんぐる作品をお読み下さりありがとうございます。
年末年始のVオタ特別編でとんでしまっていたので、今週はサポ限を二話公開しました。
基本的には、『変態』『Vオタ』中心でSSをやっていこうと考えています。
そして、『Vオタ』ですが、今日で第二部終了となり、ストックも残り少ない為、明日以降は一日一話更新でやっていきたいと思います。
とはいえ、出来るだけ楽しい作品をお届けできるよう頑張っていきたいと思いますので、今後ともだぶんぐる作品をよろしくお願いいたします。
以下は、今回のサポーター限定SSの一部です。
サポーターどうしようって迷っている方は参考にどうぞ。
本当に無理して入る必要はないと思いますので後悔ないよう参考にして下さい。
サポ限『変態SS』『変態』を取り巻く変態女達の思い出(レイラ編①)
※氷室レイラが更科夏輝を再び見つけるまでのお話。
「氷室さん、こちら確認お願いします!」
木部から書類を受け取り、パラパラと目を通す。
「うん、問題ない。このまま進めてくれ」
「はい! ありがとうございます! 氷室リーダーは夕食何にされますか?」
「お前に任せる。お前が選んだものなら間違いないだろう」
「はい! おまかせください!」
木部がポニーテールを揺らしながら嬉しそうに去って行く。
ダンジョン庁戦略グループリーダーとしての日々は、遣り甲斐あるものだった。
【モノノフ】のサポートを出来ている自信はあったし、ダンジョン攻略やクエスト達成率は見違えるように伸びている。
だが、それでも私の中にぽっかりと穴が開いていた。
私がダンジョンに潜ることを止め、この仕事についたあの時のことを思い出す。
殿を志願し、文字通り命を賭けて戦い、死を覚悟した瞬間、現れたあの男の事を。
赤と黒の鎧を身に纏ったその男は、私の顔を見て、言った。
「ふざけんなよ……ふざけんなふざけんなふざけんな! こんなの『勇者』のやることじゃねえだろ!」
当時、私は【モノノフ】第二部隊の指導者としてA級ダンジョン【鉄人形の館】に同行していた。
そして、|異常者《イレギュラー》に出会い、逃げ出す【刃の勇者】の為に、犠牲となるつもりだった。
それを、あの男は怒りのまま叫んだ。
(………以下、サポーター限定公開となります。)
サポ限『VオタSS』『Vオタ』を取り巻くVtuber達の話(うてめから見た第1~2話)
※本編第1、2話のうてめ視点のお話。
『天堂、お前クビ』
『は?』
その言葉に私は、怒りと少しばかりの歓喜で震えた。
弟がウチのライバルであるVtuber事務所をクビになった。
私の脳内は大盛り上がりだ。
『え、と……理由をお伺いしても……?』
『お前、ウチの所属タレント、家に連れ込んでいるだろう』
そう、弟は連れ込んでいるわけではないが、家に女を入れることを許していた。
その筆頭が、小村れもねーどと、引田ピカタ。
小村れもねーどは、累児の力もあって、人気が出て来たのに、嫉妬の余り累児をいじめた馬鹿女。
引田ピカタは、累児にごはんも掃除もお世話してもらっているうらやま……我儘女。
累児のせいではない。
だけど、
『申し訳ありませんでした』
累児は謝る。ルールを守る。
それがVtuberにとって大切な事で、Vtuberを愛する累児にとって大切な事だった。
それが理解できていないライバル事務所フロンタニクスの馬鹿社長は累児をここぞとばかりに責め立てる。
『何やってたんだよぉおおおお!?』
『ご飯作ったりとか、お風呂入れたりとか、マッサージとかですよぉおおおお!』
『ほぼヤッてんだろうがぁあああああ!』
『ヤッてねえっつってんだろお! 頭ん中ピンクか! ぼけぇええええええ!』
ぴしり。
は、いけないいけない。盗聴k……げふんげふん。機械が壊れる所だった。
累児は優しすぎる。そんなことまでやってあげるなんて。
そんなことまで……私にしてくれればいいのに。
そして、累児はクビになった。
私は、すぐに準備を整え累児のお迎えに向かう。ふふふ。
(……以下、サポーター限定公開となります。)
お読み下さりありがとうございました。
二〇二三年もよろしくお願いいたします。