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『変態』を取り巻く変態女達の思い出(愛編)『変態』ご愛顧感謝記念SS

有難い事に、
俺の固有スキルが『変態』だってことがSNSで曝されバズりまくって人生オワタ。予想通り国のお偉いさんや超絶美女がやってきた。今更隠してももう遅い、よなあ。はあ。
が、☆100、応援1000,フォロワー500を越えました!
感謝を込めて、愛さん視点のショートストーリーをどうぞ!



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「なーつき! おっはよ!」

アタシは幼馴染である夏輝にかばんをぶつけて挨拶をする。

「おはようございます! 愛さん!」

夏輝は顔をひくつかせて挨拶をしてくる。
アタシは、そんな夏輝にどうしようもない程の愛おしさを感じて、身もだえしてしまう。
そんなアタシを置いて、夏輝出発。
ああんもう、待ってよ!

一緒に帰ることが少ないから、貴重な登校時間。
アタシはクラスであった出来事を話せるだけ話す。
夏輝は顔をひくつかせて相槌を打ってくれる。

そして、幸せな登校時間は一瞬で終わる。
あと、7分で部活の朝練が始まる。
アタシが本気を出せば、普通の人が10分の道のりでも3分でいける。

「ごめーん、じゃあ、いってくる」

そう言ってアタシはダッシュで学校に向かう。

これがアタシの朝のルーティーン。
夏輝に会う為に、学校間に挟んで反対側にある夏輝を迎えに行く事。
夏輝と話すために、僅かな登校時間を頑張って確保している事。

アタシの事を深く知ってる人はそれを変だと引く。
アタシの事を深く知らない人は知ろうともしない。

でも、夏輝はどんなに顔を引くつかせても、誰かに迷惑を掛けない限りはやめろと言わない。
本当にダメなときはちゃんとしかってくれる。
アタシが一生懸命話をしたら、顔を引くつかせても聞いてくれる。
本当に面白い時は普通に笑ってくれる。
そして、

『部活頑張れよ』

と、いつもアタシを送り出してくれる。
だから、アタシは大好きなのだ。
アタシの幼馴染のことが。



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お読み下さり、ありがとうございました。
今週で第一部終了し、連載ペースが落ちる予定ですが、よければ、今後とも『変態』の応援よろしくお願いいたします。
また、『Vオタ』『あのたす』も連載中です! よければこちらもご贔屓に!

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