https://kakuyomu.jp/works/16817139556294734305/episodes/16817330669254817837明けましておめでとうございます
こんなかたちで新年を迎えるとは、思いませんでした
今日はちょっと長めに語りたい気分です
僕は無事です
家は残ってるし、色々備蓄はしてきたから
しかし、近所には避難所生活を余儀なくされた人もいます
ライフラインは水道も電気も止まってます
救援は絶え間なく来てくれています
もとから細い交通網を回復しながら、また海や空から
たくさんの救援に感謝します
僕もいろいろしました
たまたまいた金沢から物資を届けたり、崩れた屋根に応急処置をしたり、井戸水を確保したり
つぎは大雪です
防火水槽のフタにのった雪をどかしに行きました
ぼくは消防団もやっています
そのとき、警察の救援部隊を見かけました
何かのアクシデントなのか、後ろの車両に「止まる」と伝えながら停車しました
普段、のどかとしか言い様の無い道路
それが、視線のはしからはしまで赤いランプをのせた青い車両で埋まりました
そのとき、なんでか、僕が地域ヒーローものを書き始めた理由を思いだしたんです
(そうか、こんな感じなのか)
目の前の救援は、たしかに精鋭なのでしょう
孤立地帯をつなげるため、倒木を切り開き、割れた道路を応急処置したりもできるでしょう
でも、今、この防火水槽の雪を開けることは僕しかできない
この地区にいる消防団員は僕を含めて3人だけで、一人は炊き出し中
もう一人はガンで入院中
これが、地域格差と言うものなのでしょうか
でも、僕はまだ働けてる
以前見たローカルヒーローへの反発もあった
観光地描写だらけだったり、やたらのどかだったり
けど、書きたいものはそうじゃなかった
流行りにのってるとかメインストリーム作ってるとか、そういうのはやれる人がやれば良い
僕は、僕が見て、感じたことをもとに、「これならあり得る」と思う話を書きたい
自分みたいな人間がいることを知ってほしいんです
「そんなことをしてる場合じゃないだろ!」
とお叱りを受けるかもしれません
それでも、ここで今まで通り作品を書かせてください
おねがいします