タイトル 「ギャップ」
知り合いの女の子と話をしてた時のお話になります。
自分が最近、ミステリー系の小説を書いてるって話から、ミステリー小説やミステリー漫画の話になったんです。
その中で「金田一少年の事件簿」の話になり、「金田一少年の事件簿ってまだ続いていて、今は主人公のか「ハジメ君」大人になってるんだよ」と言う話で少し盛り上がっていました。
その流れでに自分が「横溝正史」についての話を始めたところ、その彼女が「えっ!横溝正史って誰?」て事を言い出すのです。
自分は少し驚きましたが、「ミステリーとか分からない最近の女の子じゃそういう事もあるのかな?」と思い「金田一耕助の作者だよ。犬神家の一族とか八つ墓村とか知ってるでしょ」と説明すると、その彼女、訝しげに「金田一耕助って誰?」て言い出すのです。
その言葉を聞いて自分はさらに驚いてしまい、「ちょっと待って!ちょっと待って!金田一少年の事件簿の、金田一一君のキメ台詞『じっちゃんの名に懸けて』のじっちゃんって誰の事だと思っていたんだよ!」と彼女に聞き返したら「お爺ちゃんが有名な探偵なんだな」程度にしか思ってなかったそうです。
それで、「まぁ、あの彼女が特別なんだな」、と思い後日、会社の若い子に同じ質問をしたところ、全く同じ答えが返ってきて、ギャップを感じてしまったと言う恐ろしいお話でした。