本日、推しの作家さんの作品をまた一つ読破してしまいました。
面白い本を読んでいるあいだって、最高に幸せなのに、読み終わった瞬間にちょっとした喪失感が来るんですよね。ああ、もうこの世界に新しく入っていけないんだ、という。続きがないことが寂しいというより、「読んでいる自分」がもういなくなってしまう感じ。
まあ、推しの作家さんたちはわりと多作なので、たぶんすぐ次が来るんですけど。それまでのあいだは、まだ手の回っていない別の推しを読み漁りに行く予定です。積んである幸せ、というやつですね。
---
読むほうの話ばかりしましたが、書くほうも動いています。「青い芝生」という短編を公開しました。
これ、何も起きない話なんです。
夫婦ふた組で巨人戦を観に行って、試合のあと二手に分かれて、また合流して帰る。それだけ。事件も起きないし、誰かが泣いたり叫んだりもしません。お土産を買って帰って、おしまい。
事件のない話を、事件なしのまま最後まで書ききる。それをやってみたかったんです。
---
とはいえ、ただ平坦なだけだと読んでいて退屈なので、見えないところに仕掛けは入れてあります。
派手な展開はないけど、読み終わったあとに「あれ?」と一度ページを戻したくなる。そういう手触りを目指しました。気づいてもらえたら、こっそりうれしいです。
短いので、よかったら気軽にどうぞ。