こんにちは、Ivelnaです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
いい節目なので、初めて近況ノートを書いてみます。
「銀色の森の向こうで/第一章 赤ずきんと銀の森」が「第30話 旅立ち」にて完結しました。
とはいえ物語としてはまだ序盤で。
まだ明らかになっていない謎についても、これから徐々に記していくことができればと思います。
(そんなに後々まで引っ張らないつもりではいます。作者もこんがらがるので。笑)
おとぎ話に限らず、物語の「主役」や「悪役」とは大抵一方の視点に拠るものです。
かと言って悪役の目線に立ちすぎても、それは主役と悪役の役割が逆転しただけに過ぎず、真に客観的な視点で世界を描いているとは言えないのでしょう。
本作の舞台はおとぎ話が生まれたずっと後、しかし血筋だけは未だ途絶えていない時代。
彼らの心に正義や悪は宿りますが、もはや先祖と同じ役割を演じることは難しい。
正義が正義を名乗ることも、正義が悪に傾くことも、悪が正義に目覚めることも、悪がより深い悪に突き進むことも…
どんなパターンもあり得るからこそ、様々な人々を物語の中で描いていくことができればと考えています。
第一章で主に描いたのは悪役側の世界です。
英雄はちょっと得体が知れない感じがある。
第二章からは英雄側の事情にも探りを入れていきます。
同時に主人公たちの生い立ちや過去話なんかも。
まだまだ先の見えない感じですが、気長に見守っていただければ嬉しい限りです。
よろしくお願いいたします。