少年時代からSF小説にハマり、いつしか自分でも作品を書きたいと思い始めてから、もうかれこれ、三十ウン年……。だが「オープニングしか書けない病」に罹り、あえなく断念。
だが時は経ち、気付けばもう人生の折り返し地点。やり残した事は、死ぬまでにやっておかねば! と再び思い立ったのが約二年前。時代はすっかり便利になり、インターネットで小説の書き方を研究し、やっと書いたのが、前作『夢の機械』。改めて読み返すと、まあ、こんなもんかな、とも思うが、インターネットがなければ、こんなものは書けなかっただろうし、誰かに読んでもらう事も出来なかっただろう。ネット上に色々ヒントを残して下さった皆さんに、ただただ、感謝するばかり。
ということで、いきなり長編小説は無理だけれど、もう少し長めの作品を書こうと思い立ってから、既に一年以上が経過し、幾つかのボツ作品を残しながらも、なんとか短編小説と言える長さの作品『海亀』を書く事ができた。
ボツ作品もいつかは何らかの形で復活させたい。実は海亀にも一部、パーツとして再利用してるのだが。
と言う訳で今後とも皆様よろしくお願い致します。