……続きです。
本編内でヒロインの父親に言わせましたが、この主人公は、誠実に、ひたすらヒロインのみを追い続けています。 もう一人のヒロイン『ユイ』のアプローチには、一切、見向きもしません。
更に、ヒロインと恋人同士になった後でも、彼女一人を見続けています。
……恐らく、この後、どんなに魅力的なキャラクターが登場しても、彼はひたすらヒロインだけに愛情を注ぎ続ける事でしょう。
……と言っても、それは『ヒロインが主人公に好意を持っている』のが前提です。
もしヒロインが「別れて欲しい」と言えば、主人公は理由も聴かずに別れ、二度と会うことはしないでしょう。 ……それ程、主人公はヒロインに惚れているのです。
……話が逸れましたが、私が描きたいのは『戦争』とは名ばかりの、主人公が愛を与え続ける『純愛物語』です。
『兵団』の名を冠している小説ですので、戦車や戦闘機が敵を圧倒し、新兵器が夥しい数の人命を一瞬で奪う。 ……そんな無敵のヒーローが活躍する戦闘シーンを期待されてしまうかも知れませんが、そんなシーンは『1ミリ』くらいしかありません。
そんな小説ですが、おひと方でもお読み下さる読者様がおられる限り、このストーリーを書き続けるつもりです。