私は「書きたい場面」や「書きたい流れ」をあらかじめ頭の中でたくさん作っておき、「どうしてつながるんだろう?」と考えるのがお気に入りの展開を作りやすいです。
『ポンロボ』は、人物、世界設定、流れは作ったものの、書きはじめで苦労しました。
(1)ウインやトキトたちが荒野に現れる(落ちてこない)
(2)デンテファーグが城の謁見の間で、王様に「ここで王子にしてください!」と言おうとしたら「待ってた、デンテファーグ」と言われて面くらう
(3)戦いの中心がラダパスホルンだから、敵対国ベルサームに出現するところから始める
と、この三つでいくらか書いたのでした。
結局(1)をアレンジして、最初の案に戻ることになりますが、(2)(3)も「ちょっと前にあったこと」として取り込まれ知恵ます。それぞれ『回想・ベルサーム』と『本王子』になり、あわせて十五万文字にふくらみました。
導入として考えていたときはその一割くらいのつもりだったのになー、と意外な気がしています。
物語の大筋と、謎と、それからアクションを入れられるのは……と考えて、甲冑ゴーレムを奪って空から落ちてくるというものになりました。
あっ、関係ないけれど。
公開したばかりの「人間 きばのこ・はのこ」の中でドラゴンクエストを意識したやりとりがありましたね。
私のなかでも深いところにあるようです、ドラゴンクエスト。
頭痛が治ったので、今日もたぶんプレイします。ロマリア、カザーブと訪問してシャンパーニュの塔の攻略中。
アリアハンの井戸に、メダル王(メダルじいさん?)がいるのに気づいたばかりです。早く気づいていればグループ攻撃がはかどったのに……これからはメダルも活用できます!
【画像】は本殿パルミ。いらずらっ子の表情を意識して描いてもらったと記録されています。