どうもこんにちは、鳥藍です。
私、先日「良い子遊園地」という連載を終わらせたところなのです。ですが......
「良い子遊園地」、意味わかんない。どういうこと?
と。私自身がなってしまっている!
私が書きなれていないせいで、とても読みづらい小説になってしまったんですね~。
ということで、「良い子遊園地」の補足説明を、私自身が忘れないうちに公開しときます。
※本編(結構短いので、短編を読む感覚で読めるよ!)を先に読んでいただくことを推奨します。
ほんまもんのメモなので、文脈や書き方(?)おかしくても気にしないでいただきたい。
まずは少年の生活環境。
少年の両親は濁り目。そして、少年の目が濁らないことに気付いていました。
しかし、マニュアル(?)には、目の色がわからない者に対する対処方法はありません。なので、少年は何かされることなく、すくすく育っていきました。
少年をいじめていたいじめっ子たちも輝く目をしていました(教育をまともに受けない不良たちだった)。
しかし、彼らは鋭い目つきをしていたため、同じ輝く目でも少女の物といじめっ子たちの物は全く違うように見えていました。
なので、少年はすぐには気付かなかった。十年後には気づいていますが、10歳当時は気付いていなかった。少女といじめっ子たちの瞳が同じことに。
「良い子遊園地」国の教育は、公の物はすべて基礎的な礼儀や最低限度の計算に突出しています。
まあ、10歳で今後すべての人生が決まるわけですからね。
ですが、本屋的なところに行けば参考書を手に入れることができます。積極的に学ぶ子供を、支配者層が養子にするためです。
少年がなぜ養子にとられなかったのかというと、いつまでたっても輝く目をしていたため、参考書を集めていることは支配者層の者たちに知られていたけれど、学校で基礎を学んでいないと思われていたからです。
チケットは、『良い子』に配られます。普段の行いや公共機関で一定期間ごとに受ける強制参加の試験(子供達は一切知らされていない)で、『大人』たちの評価の元、『良い子』かどうか判断されます。
養子にとる≠チケットの枚数が多い です。
あくまで、養子にとるかどうかは支配者層たちの判断で、チケットを配るかどうかは『大人』たちの判断です。
少年の考え方推移について
少年は、物語開始時点で、他人に一切の興味を持てないタイプでした。
でも、最低限の礼儀はやっとくかってかんじで。完全なる自己中、自分の追い求めるものだけを目指すタイプでした。
しかし、ある時。他人の違和感に気付きました。(第二話)
そこから、徐々に他人のことが気になっていくのですが、やはりまだ自分本位、良い子でいる少年自身に縋っている。
んでま、いろいろあって4日目、自分は良い子なんだ、と言語化することで、自分と他人の間の壁を認識するんですね。(赤ちゃんかよ)
そしたら今度は、自分(良い子)に関係がある存在のことが気になり始めます。そうです、少女です。
あとは物語の通りですね。
少女の思考推移について
主人公は少年ですが、ヒロインの少女のほうが作者的にややこしいので書いときます。
と言っても、最終話で地の文に書いた、少年が十年間で出した結論とほぼ同じです。
少女は、お父様の一人娘です。さて、ここで疑問がわきます。支配者層の一人に、実子が一人しかいない! そんなわけないです。
お父様、嫁さん兼従者さんが数十人単位でいるのですが、子供が生まれてくるとすぐに、首を持ってこう! といった感じで絞殺または頚部断裂しちゃうんですね。
生き残ったのは少女だけ。
少女の母、物語開始時点ですでに亡くなっているのですが、お父様にとって大事な人で。一番最初の従者なんですけど......。
見目麗しく、お父様一目ぼれですわ。
お父様、養子だったんですけど、物語中では支配者特権と国の支配像を守ろうとするくずっていう感じですが、最初はまあ優しい子で。
少女の母が、少女を産んだ時に亡くなってしまって、その時に人格が変わるとともに少女を忘れ形見として大切にしていくことにしたんですね~。
という話(長かったな~)を知った少女3歳は、まあ何とも思わず、でもいい子でいたほうがいいんだなと純粋に思い、良い子の振りをすることにしました。
親が喜ぶと自分もうれしい。そういう経験、貴方にもあったのでは。
3歳からチケットをもらっているので、実は少女は8枚チケット持ってることになりますね。おそろしい子!
しかし、ある日。少女は、国の支配体制に疑問を持ちます。
沢山の子供たちの塊を見てしまった。目が合ってしまった。必要かどうかを判断するレーンに子供たちが乗せられ、血肉が舞っている光景を見てしまった(第八話、少女が指さした先の光景)。
他人とのつながりを強制的に絶たれ、周囲には自分になんの反応も示さないロボットのような従者たち。そんな環境下で、少女は、人に興味を持つようになった。人、というか、ガラスの向こう側にいる子供たちに興味を持つようになった。
私に何かできないか、と考える日々。しかし、そんな考えはタブーとされる。よくないことだとは、分かっていた。
子供にできることは少ない。
いつしか少女は、外に逃げること、外に助けを求めることを考えるようになった。
一人でできないのなら、誰かと一緒にやってみたいな、と。
少女は従者たちに憧れていた。お互いにコミュニケーションを取り合って、機械的であっても共同作業をする従者たちに。
少女は計画を立てては失敗し、何とかごまかしてを繰り返してきた。
そうこうしているうちに、十歳になってしまった。
最初の従者との顔合わせの日。少女は憂鬱だった。
最初の従者は、最も『良い子』。監視役のようなものだ。
少女のやりたいことはすべて、従者の監視によってできなくなる。少女はたまらなく悔しかった。
それでも、時間は待ってくれない。巻き戻ることもない。少女はあきらめていた。
しかし。バスで顔を合わせた最初の従者は、輝く目をしていた。支配されていない、自然な人間の目。
どうにか懐柔できれば、国外逃亡できるかもしれないと少女は考えた。
(中略、詳しくは最終話読んでください)
少女は、少年を置いて逃げることに耐えきれなくなった。
少女は悩んでいた。
逃げるにせよ逃げないにせよ、五日目は少年(最初の従者候補)を内側へ連れて行かなければならないからだ。
五日目に内側へ連れていき、六家の支配者たちに認知されなければならなかったからだ。
内側へ連れて行けば、少年の瞳がばれて、最悪の場合少年と一生あえなくなるかもしれない。少女が少年を殺すようなものだ。
でも連れて行かなかったら、今度は少女も少年もどちらも危ない。支配体制に逆らおうとしたとして、二人そろって処刑されてもおかしくない。
少女は悩んでいた。気晴らしに散歩をしている途中で、少年に出会った。
少年は悩んでいた。良い子って何だろう、と。
都合がよかった。少年の質問に答える形で連れて行けば、少なくとも少女が殺したことにはならないからだ。
......でも、それでも、本当に連れて行っていいのだろうか。
少女は悩んだ。土砂降りの中を進んでいる間も、メリーゴーラウンドのスイッチを探している間も。
時間稼ぎをした。スイッチを探すふりをして、できる限りながく。
今度は、少年が待ってくれなかった。
仕方なく、約束だけをして、内側へ向かった。
お友達だから、と、子供らしい理由で。
内側へ行くエレベーターの中、少女は少年の湿った手を握り続けた。放さないように。
でも。少年に手を振り払われてしまった。
心の中に、重たい感情が渦巻いていく。
子供の塊に驚く少年を見て、少女は思った。
「この子も、私と同じ、普通の子なんだ」と。
一緒に逃げ出せたらどれだけいいだろうか。
一緒に逃げ出そう、と言ったら、ついてきてくれるだろうか。
最後まで悩んだ、最後まで言い淀んだ。
「僕は、生粋の良い子だからね」
少年の言葉は、何よりも輝いていた。
しかし。お父様に見つかってしまった。
少年が連れ去られていく。
『良い子』の出来損ないの末路は、ずっと見てきた。
飛び散る赤、赤、赤。
「あ......ああ、そっか。私が殺したんだ。あの子を、私が」
その日から、少女の中で全てが壊れていった。
とまあ、こんな感じですね。
少年が十年ぶりに戻ってきたとき、少女は心の底から喜んでいた......とは言えませんね。悲しいことに。
あとは、どうでしょう?
いったんここまでにします。
では、さようなら。