• 歴史・時代・伝奇
  • 創作論・評論

筑前筑後通信(220)第四章完!の巻

こんばんは、筑前筑後です。

「狼の裔~念真流血風譚~」の第四章を一息で完結させました。

如何でしたでしょうか?

この章は、完全に雷蔵の成長物語です。
元服して、恋をして、一人で働くようになって――
そして、ある末路に至る。そして、気付く物語として描きました。
また、その一方で今後に繋がる各キャラも登場。小弥太篇は分断した三つの物語に対し、後半の雷蔵篇は相互に関係する構成にしています。


稀代の麒麟児・栄生利景。
利景のブレーンである、添田甲斐と相賀舎人。
放蕩無頼を続ける、栄生帯刀。
御別家として強い影響力を持つ、犬山兵部。
その兵部に仕える、江上八十太夫。

それに転章で登場した

夜須藩に手を伸ばす、伊達継村。
今は隠棲し雌伏する、犬山梅岳。

を加え、第五章は大きく揺れ動いていきます。


さて、次のお話はどうなるでしょうか!?

少し、予告編を!!





老中首座を嘱望されながら病弱ゆえに能わず、さりとて夜須藩を改革し雄藩の一角へ押し上げた稀代の麒麟児・栄生利景。

かの天才にも、早過ぎる黄昏が訪れようとしていた。
それを皮切りに、新政権の主導権を握るべく暗闘が始まる夜須藩内部。跡目を継ぐのは、生後間もない嫡流の常寿丸か或いは……?

己が亡きあとを憂いた利景は、平山清記を呼び出し最後の密命を授ける。

「犬山兵部を斬れ!」

そして、それは夜須藩を揺るがす大事件へと繋がっていく――。

揺れる執政府。蠢動する黒河藩。そして、犬山梅岳の影。



天に輝く暗き魔星は、その宿星を背負って生まれた親子を何処へ導こうというのか?



シリーズ最長にして最高のクライマックス!

超絶怒涛のラストを、括目して見よ!!





「志月よ」

 清記は、生涯で唯一愛した女の墓石に話し掛けた。

「あの子は私を許してくれんだろうな」




狼の裔~念真流血風譚~

   第五章 寂滅の秋(とき)


乞う、ご期待!




第五章は、五月後半か六月スタート予定です。
よろしくお願いします!

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する