何回か書いておいたのですが、改めて引用元を。
『まぼろしの恋』はぴくしぶさんの企画のお題で執筆しだしたお話です。
以下、企画内容から引用抜粋。
——その国にはしきたりがあった。
月が本来の位置に戻る年、神々の伴侶として、若者一人を贄とする。
贄の生まれ月により、どの神が貰い受けるか決まる。
伴侶となった贄は、それぞれ神の国に招かれて、その後どうなるのかは定かではない。
一月 暁神
夜明けを司る始まりの神。宵神と対の存在。その右目は陽のように輝く。
二月 霜神
全て白銀で覆い尽くす。雪と氷を司る神。純白なその姿は、一欠片の温もりすら受け付けない。
三月 狩神
獣と狩猟を司る神。狩りという行為はこの神への信仰である。獣の特徴をもった姿で現れる。
四月 季神
四季を司り、気まぐれで人々を弄ぶ神。草木を纏った姿で現れる。
五月 憂神
人の心の浮き沈みを司る神。常に拝顔は叶わず、その感情を読むことは難しい。
六月 幻神
幻惑を司る神。決まった見た目は無く、見るものが望む姿で現れる。
七月 嵐神
災と恵みをもたらす嵐の神。角を持つその姿は、人の身より遥かに大柄である。
八月 戦神
戦を司る神。時に激しく時に冷静をもたらすこの神は、軍神と呼ばれた英雄に酷似する。
九月 美神
美や芸事を司る神。美しいものを慈しみ、醜いものを忌避する。その姿は光り輝くように美しい。
十月 蝕神
魂を喰らう陰の神。嫌悪される者たちを救う神ともされる。恐ろしく忌まわしい姿をしているという。
十一月 炉神
火と技を司る神。炉に火を焚くべる者に、自身が纏う恩寵の火をもたらすという。
十二月 宵神
黄昏を司る終わりの神、暁神と対の存在。その左目は月のように輝く。
自分の誕生日と一致した神とその伴侶(贄)をテーマに作品を制作してください。
(※自由に誕生月を選んでも問題ありません)
スキイチpixiv6月企画「神々の伴侶」(募集終了済)
https://dic.pixiv.net/a/%E7%A5%9E%E3%80%85%E3%81%AE%E4%BC%B4%E4%BE%B6ランダムでアマギフが当たるだけという短編長編未完問わずな、ゆるふわ企画様でしたので気軽に始めて、未だに執筆中というわけです(アマギフは当たらず。しょぼん)
幻神以外も気になる神様がいっぱいいて、素敵な企画様です。感謝。
そんなのたのたしている『まぼろしの恋』もおかげ様でやっと終章に入りました。
もう本当に、お付き合い頂いてくださる方には頭が上がりません。
お身体だけはお大事に。ご無理ないよう。よければ斜め上すぎる異類婚姻譚。
もう少しだけお付き合いくだされば幸いです。ぺこり。
以下、八頭身が描けない私の限界落書き。