はじめまして。木月陽（きづき はる）と申します。
not転生モノの異世界ファンタジー『神種奇譚（かみぐさきたん）』を書いています。
テーマは「いつでも終われるRPG」。世界を救う力をとっくに授かっている勇者が、どうやって世界を救うのが一番正しい選択なのかを色々考えながら世界を冒険するお話です。
勇者が魔王を倒して、世界は平和になりました。
おしまい。
…で、本当にいいの？
勇者に政治能力はあるの？ 復興は誰が担当するの？ 被害者の心のケアは誰が担うの？ 新しい政治体制は本当に民を不幸にしないの？ 次に同じことが起きた時、被害を防げる措置は取れるの？ 魔王の跡を継ぐ存在はいない？ そもそも世界を救って、本当にみんな助かったの？
などなどを世界を救う前から考えて、今日も世界を救わない。
そんな勇者たちの冒険譚、どうぞよろしくお願いします。