兼ねてから親しい人にはネタバレしていたのですが
当初、8話公開時辺りから目論んでいた、超展開への筋がやっと始まりました!
前半がそろそろ一段落という事もあり、執筆中の裏話をば少々させていただきます!
俺がいつのまにか勇者になるまで
https://kakuyomu.jp/works/16816927863298367795以降、差し支えない程度ですが
著者自身による45話時点のネタバレを含みますのでご注意w
まだ最後まで読んでない方は上のリンクより是非1話からご覧ください!
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では、少々長くなりますけど、色々考えてた所を書かせてもらいます。
以前レビューも頂いた通り、サブタイトルだけがファンタジー要素だと思われ、読んでみると実際には現実世界に近いフィクション作品だと感じる様、あえて書かせていただいていました。
しかし、かなり最初の段階から、内容に、現実ではあり得ないような出来事を重ねて行き、後半はハイファンタジーとして書いていく事を予定していました。といっても、現実よりなファンタジーではありますが。
そこで当初、大きなプロットを組み立て、そこに持っていくよう物語を展開させるようにしていました。
主人公弘樹の実家は、みかん農園を営んでいるという設定です。
なぜかといえば、私の好物の一つがミカンという理由だけですw
はじめは実家の場所を静岡県か愛媛県にするか迷っていましたが、調べるとみかん生産全国1位はそのどちらでもなく、なんと和歌山県。皆さんも近所のスーパーで宇和島みかん箱を見たことあると思います。
それとは別に、後のハイファンタジー化への流れとして、当初、日本神話や妖怪といった話を少しずつ混ぜて行きたいと考えていまして、足掛かりとして安倍晴明を出したいと思うに当たり調べたところ、和歌山県日高郡にかつて実在した村である龍神村が、安倍晴明と由縁ある事が分かり一時の舞台としました。それが主人公弘樹の実家が和歌山県に確定した理由となります。
しかし内藤を出してからと言う物、著者の意思とは別に、内藤が勝手に暴走するので、妖怪とか霊は出てこなくなってしまい、余計にローファンタジーぽくなってしまいました。キャラの暴走ってどやって止めたらいいのか分かりません、絶対プロットの予定通りに動いてくんないんですよねぇ。
その龍神村の現在は、合併して和歌山県田辺市となっていますが、昔そこにあった龍神村の伝承では、実際に安倍晴明が猫又を退治したと語られており、今も清明神社があります。それに龍神村温泉郷は日本三美人の湯として実在し温泉エピソードも入れやすくあり、ほんとに日本書紀にもでてくる歴史あるマジで山ばっかの秘境のようです。
当然行ったことは有りませんがw
これで主人公弘樹と安倍晴明との接点は、弘樹の実家が和歌山という事でつながりました。
しかし、内藤の暴走により、妖怪退治や霊媒的なエピソードが無くなってしまった結果、突然出て来た、本来は職業陰陽師というだけのただの人間である安倍晴明に、他人を異世界に行かせるような能力と動機が有るかと言えば説得力が薄いかなぁと。であれば、日本書紀にも出てくる龍神村が舞台なら神サマ出しちゃえ!
という安易な考えで神族と絡める事にw
そこで思いついたのが次の流れでした。
安倍晴明であれば陰陽師として天皇家に仕えてた経緯もある様ですし、その天皇家の初代は天照大神と言われています。
カテゴリー的には神様なんですよね。明治維新で天皇家が現人神ではないと宣言はしたようですが、まぁその辺、天皇家と神様の繋がりも、ある種ファンタジーですよね、歴史家ではない私にとっては全部ひっくるめてなろう小説のようなもの、であればイメージ先行でいいやとなりました。
そこで安倍晴明は陰陽道の大家として妖怪や化け物退治を始め、治癒術や呪術、結界術、式神などに精通するイメージが有ります。だから様々な作品に取り上げやすい人物なのではないかと思います。
そうなると清明なら異界や霊界もイメージしやすく、天皇家の初代とされる天照大神という太陽神よりは、その親である伊邪那美命という生命神に仕えているほうが自然かなと考えました。
そうして「実はハイファンタジー」という流れを作るに当たり出来上がった設定を分かり易くまとめると。
安倍晴明は死後、天皇家と天照大神の縁で、陰陽道の能力を認められ黄泉国で伊邪那美命に仕えていた。という想像は可能かなと。そして龍神村に現存する清明神社と、伝承にある猫又という妖怪の封印。実際に語り継がれる場所は龍神村、そして主人公弘樹の実家は和歌山県。
ここまでの構想ができたのは30話位を書いてた時だったと思います。
まぁ、歴史に詳しい人なんかにはツッコミどころ満載な設定だとは思いますが、そこはそれ、創作小説ですから、面白くなればいいかという感じですw
生まれてこの方、小説なんか読んだ事も無く、まして書いた事も無い、この作品が処女作な私には、どうやって物語を作っていくかなんて全て手探りであります。
でも、読んでくれた方に楽しんでいたけていたら幸い。
書き始めて既に半年以上が経ちましたが、ちゃんと完結へ向けて、今後も面白い作品になるよう頑張っていきます。みなさんの応援、支援、ご指導ご鞭撻の程、今後も宜しくお願いしたします!
言い訳の様な裏話でしたが、よろしければ
これからの弘樹達の活躍をお楽しみに!