初めて短歌を作ったのは確か高校生の頃だったと思う。国語の授業で作らされた短歌が何か小さい賞の佳作に他のたくさんの歌とともに選ばれて、恋の歌だったので先生や親や同級生の手前とても恥ずかしかったのを覚えている。
自転車で光の中を風受けて あなたを想うその瞬間(とき)が好き
ただし恋はしていなかった。
短歌や俳句、詩を考えていると、恋をしている時のようなふわふわと落ち着かない気分になる。いつか本を出したいと思いずっとノートを持ち歩いていたけどいつしかそんなこともしなくなり、昔書いたたくさんの言葉たちは諦めきれずに紙袋の中。
ひょんなことからコンテストを知り、あふれるように…とはいかないけどまた浮わついた気持ちで言葉を編むことを楽しんでいます。
人生は思ったよりも短いもので、私の思いは報われるのでしょうか
はたして