図書館で八木氏のそんなタイトルの本を見つけて読んでみました。たしか彼のワークかなにかで(あやふや)触らせてもらった時は「へー」という感触を持ったような。
で、今回の本は素人の彼が興味から羊皮を取り寄せ、風呂場で作るところからペルガモンやイスラエル、大英図書館で紹介状を貰い薄さを測らせてもらったりと専門家になるまでのとても面白い話でした。
脂の処理から、薄くするにはサンドペーパーでひたすら磨くことなど大変!ユダヤ教の聖典(トーラー)ではトーラーは羊皮紙に書くべしとあるらしく、工場でも「トーラーを書くための紙を作っている」と職人は思いながら作らなくてはいけないとか(笑)
その職人の思考なんてどうすんだと思えば「トーラー用の羊皮紙を作ると宣言済み」との紙が工場に貼ってあることで解決とか笑っちゃう。
私たちは羊皮紙と思えばファンタジーと思っちゃうけど、生活の中に普通に使われてるもんなのですね。
