2022年、大変お世話になりました。
皆様のおかげで「読み、書き」と非常に楽しく過ごすことが出来ましたこと、改めて深く御礼申し上げます。
処女作「ぽんこつパイロットが、空に軌跡を描くまで――」をお読み下さいました全ての方もこの場にて感謝申し上げます。
「ド素人の処女作」が
「ミリタリーモノ」で「戦記」という明らかに見向きもされないような条件が揃っている本作、当初は……
「☆10越えたらお赤飯を炊こう!」
という覚悟で始めましたw
その後、死に物狂いで書いても『毎月2話』という遅々たる生産ペース。自身の能力の低さに苦しみながらも、書き続けられたのは皆様のおかげです。
10/23の更新を最後に止まっておりますが、早く公開するよりも「納得できるモノを作る」というつもりで日夜奮闘しております。(書けないストレスに耐えかねてソロキャンプとか行ってますがw)
こんな苦しい事に時間を掛けて何故続けるのか。
止めてしまって別の事に時間を使った方が良いのでは、と何度も思いもしました。
が、創作仲間である『わんわんグルメさん』が若くして他界してしまい、彼の遺作となった「少女SAM中隊」が永遠の未完となり、余命宣告を受けていた彼は生前に
「生きて、完結させたかった」
という言葉を何度も聞いておりました。
明日の我が身がどうなるか分からない我々ですが、まだ生きる事が許されている身として、自作品を完結させる事は手放してはならない、そう思っています。
続きを書く時間すらなかった彼。
続きを書く事に苦しむ自分。
彼を思えば、書くことの苦しみも、これは恵まれた悩みなのだ、と感じています。
☆10行けば万々歳だ、と始めた本作。これからも手放すことなく、しかし無理せず、そして妥協せず納得できる内容を紡げるよう、2023年も頑張りたいと思います。
書き手の方も、読み手の方も、そして平和な日本と、それらを支える全ての方に、良き年になる事を心より願い、2022年の御礼とさせて戴きます。