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女勇者あとがき

当初180話540000字予定だった物語も、気付けば207話740000字に及ぶ大長編になりました。
実を言えばこの作品、恥ずかし気もなく言わせていただきますが、書籍化というか少なくとも底辺作家は脱出する、というつもりで始めた作品でした。

結果はご覧の通りで、第一部を書き終えた時点でブクマが二桁に行かなかった時はもう心が折れてやめようかと思いました。でも、それでも読んでくれる方がいらっしゃるんだと、自分に必死に言い聞かせ続けて、当初予定していた筋書き通りに仕上げました。

今ではこの作品を完結まで書き上げたことは、無駄にならないどころかむしろ必要なことだったと確信しています。
まず、そもそもweb小説では作品の終わり方としてエタが普通であり、完結まで行く作品の方が少ないという中で大長編の完結作品を仕上げたこと自体そのものが自信へと繋がっています。
そして技術面では完結まで見据えた上でどんなことをプロットとして用意しなければいけないのか、キャラクターや世界観の設定はどこまで用意しておいた方がいいのか。
要は作品を始めるにあたってどのような準備が必要か、ということですね。それが少しだけわかってきたような気がしていますし、文章力や一人称視点、三人称多視点の使い方も上達したと自分では思っています。

とはいっても、人気を出す上で一番肝心なのはタイトルと設定であって、自分はどうもそこを考えるのが苦手なのですが……流行に合わせて書いても意味がないし楽しくないので、あくまでマイペースに、自分流に、現在新作案の短編を何作も準備中です。

というわけで今後の予定としましては、とにかくひたすら二万字以内の短編を仕上げて投稿、いい評価がいただけたら連載という形になります。
基本的には新作なのですが、英雄英雄伝や女勇者の続編もアイディア自体はありますので、要望が多いようであれば考えてみます。
そんなわけで今後も邁進し続ける偽モスコを、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

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