「💋奴隷商人」
第60話(2) イシスがもしもクレオパトラに奪い返されたら…
宿敵クレオパトラ七世との死闘が始まる。/🐟フランク ✥ ロイド🐟 - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/2912051600736256852/episodes/2912051604337636930
だから、1万年前、クローヴィス彗星衝突で起こった一時的な氷期のヤンガードリアス期の後にベータが地球に飛来した時、たぶん、高度のテクノロジーを発達させた塩素呼吸系生物を連れてきて、大スフィンクスを建設させたのだと思う。1万年前の人類は人口も少なく、かき集めても大スフィンクスを建造するのに数百年はかかっただろう。
なぜ大スフィンクスを作ったか、というと、まず、人類は半神半獣の姿(後でファラオが自分の顔に削り直してしまったがオリジナルはたぶんアビヌスみたいな獣の頭部だったんだろう)のスフィンクスを恐れて近づかないこと。それからスフィンクスは地球の環境変化に影響されない大きさで、数千年経っても宇宙からでもわかる目印だということ。さらに、本来の目的は、スフィンクスの下に埋められた、チャンバーだということだ。数千年経って、チャンバーはクレオパトラがやったような先端工場に転用できる。そのスペースを数千年確保するのが狙いだ。
え?なぜ、最初からスペースだけを作って、先端工場は作らないのか、だって?それは、工場設備の維持・メンテが数千年もできないからさ。自動メンテのナノマシンを作ってもいいが、構成部品・材料は数千年も経てば、腐食してボロボロになる。スペアパーツも同じことだ。半導体のシリコンは残るが集積回路の銅線などは錆びる。だから、手間のかかるスペースを作ってやって、目印と重しになるスフィンクスだけを1万年前に準備したのさ。
古代の建築物で、巨大な空洞だけのものというのがたくさんあるだろう?人類は、何のために?何に使ったのか?と疑問を持つが、なんのことはない、単なる将来利用可能なスペースを確保する空洞ってだけさ。何に使ったのか、って、使われちゃあいないんだ。
で、場所だ。なぜ、スフィンクスを建造した場所が、ギザ台地とそこから50キロ離れた砂漠のど真ん中なのか?ということだな?
未来の人類なら、なぜこんな砂漠のど真ん中に大スフィンクスを紀元前八千年も昔に建設したんだろうと思うだろう。しかし、2023年から1万年昔、ここはナイル川のほとりだった。ナイル川は毎年洪水を繰り返し、左岸、右岸を削って蛇行する。だから、20世紀の川筋が古代の川筋とは限らないのに未来人は気づかないのだ。
海岸線だってそうだ。クローヴィス彗星衝突後、地球の平均気温が7.7℃も下降、20世紀の海岸線よりも十数キロ、数十キロ沖合にあった1万二千年前のヤンガードリアス期を経て、1万年前は地球全体が急激に温暖化し、海面は20世紀よりも数十メートル上昇、ナイル川の大三角州の半分の面積は海面下にあったことなども、未来の歴史学者は想像すらしないのだ。想像力の欠如、バカとしか言えない。未来の人類の歴史学者のほとんどは、地球物理学にも気候学にも地理学にもうとい。彼らは、古代の歴史を現代の海岸線、気候で考えがちである。あまり知性があるとは思えない。
約7万年前から約1万2,000年前まではヴュルム氷期にあたり、この時期の南極の気温が現在よりも約8℃低かったことがわかっている。しかし、約1万2,000年前に氷期が終わり、気温が上昇したことで、大陸氷河が後退し、海面は上昇して、気温や降雨などの気候パターンが大きく変わり、現在のサハラ沙漠の姿になった。
現在のサハラ沙漠は文字通り沙漠だが、サハラ沙漠の各地で、見つかった1万2,000年前頃から6,000年前頃の岩石画から、当時は湿潤な時代で森林や草地があってキリンやゾウ、アンテロープ(ウシ科の草食獣)、サイもいて、狩猟が行われていたことがわかっていいる。
そして、約5,000年前頃からサハラ沙漠が乾燥し始めた。古代エジプトが繁栄した紀元前3,100年頃から紀元前525年の時期は、この乾燥化が進んだ時期に当たる。