自分のうちにある世界を文章で表すって本当に難しいんだなということを痛感しています。
学生時代から、諸先生方の作品を消費するだけだったけれど、どれだけ高度な技術と情熱に裏打ちされた作品に触れさせていただいていたのか、そのありがたみが身に染みている今日この頃です。
小説の世界観を構築するにあたって先達の残した小説、図説、記紀等々から情報を吸収していますが、山上憶良先生が『万葉集』にて詠んだ一文に心を打たれています。
「神代より言い伝て来らく そらみつ 大和の国は 皇神の厳しき国 言霊の幸はふ国と 語り継ぎ 言ひ継がひけり」
自分の表現できる文章は、まだまだ稚拙なものだと思いますが、国を幸わうような言霊を紡いでいきたいと、決意を新たにしたところです。