秋晴れのある日、とある高校の文化祭に行ってきた。
校内を探索していると文芸部のブースに足が止まった。
机の上に平積みされた手作りの文芸部誌。
1部、その冊子を手に取ると、パラパラとページをめくった。どこか懐かしいインクの匂いと、学生たちのまっすぐな言葉たちがそこには詰まっている。
「こういう冊子作るの、大変ですよね……」
私は番をしていた文芸部の女子生徒に、少し戸惑いながらもそっと声をかけた。
「カクヨムって知ってる?」
生徒は少し驚いたような顔をしたあと、ふふっと柔らかく微笑んで答えた。
「あ、それ、知ってます! 全員じゃないですけど、私たちのまわりでも一部の子は使ってますよ。ネットで気軽に読んでもらえるのも便利ですよね」
文化祭のざわめきの中、紙の冊子とデジタルが交差する、ちょっとシュールで、だけど最高にほんわかした穏やかな時間が流れていく。
カクヨム仲間が増えて行くことに、小さな満足感を感じ
ここに書き記しておく。