……約18万文字。全59話、徹夜ですよ。
いや、全く後悔はしていない。
しかし……物語の余韻が未だ頭を離れない。耳元でずっと。彼女たちの声が聞こえる気がする。
タイトルに惹かれ興味本位に覗いた……底無しにズブズブ。誘蛾灯なんて生やさしいものでは無い。
大衆文化のカクヨムさんで素晴らしきあの作品に出会い、6時間続けて泣き続けるとは思わなんだ。(決して法螺ではない)
それがただの青春系統であれば、私は0:00には寝られていたはずなんだ。
やはり音楽はいいね。
勝手に宣伝しても良いものか。此方カクヨム歴二週間内の未熟者だぞ。応援コメントでブラヴォー(ヴァー)とも言えなかった。
レビュー10個以下も気になれば閲覧すべきかな。
あれは狂気のチャールダッシュ。酒場の曲? 関係ないな。死の舞踏(狂気が足りない苛烈すぎる)でも、悲愴(悲しすぎる)でもない。新世界よりは彼女には激しすぎるし、いや、そもそも苛烈だった彼女の人生を一曲で表せられるわけがない。ではチャールダッシュでもない。でもたしかに曲は聞こえたんだ。タスケテ。
以下穏やかな作品賛辞……
現実に起こり得た。あったかもしれない。そんなもしもの日本の歴史が現実にならなくてよかった、のか、よくなかった、のか。
少なくとも、治安の面に関してはなかった方が絶対に良い。
だが。それでも。
彼女の演奏を、生で聴いてみたくなってしまった。
彼女だけの演奏は、彼女の人生にして非ず。彼女の演奏は、彼女の人生のそばにいた関係者すべての音が楽譜となったものだから。
だから、平和な世界を引き続ける彼女の演奏を聞けたのなら、それはどうにも、物足りないものであり、同時に、彼女が天才である所以を垣間見ることができるのだろう。
だからこそ、芸術はいいものだ。
美しい文調、美しい映像、美しい人生。
全てにおいて平等に美しく。故に、それだけでは決して無い。ガラス玉を覗くように丸見えである。
序章に調律師さんを主役に進め、謎の人物が現れ、一章で幼い頃の主人公へとバトンタッチ。そこからどんどんと彼女の世界に渦巻き取られて行き……
彼女は、その世界をいかにして、どのような音で、歌うのだろうか。
そして私はその余韻のまま、2徹目に突入することだろう。