2019年末にフリーライターデビューし、2019年12月にたったの1万円の売り上げがあったばっかりに、個人事業主への持続化給付金100万円がもらえなかったあとみくです。あと10日遅ければ…本当に悔しい。
というわけで、今年は本当にいろいろ激動…だったようです。もう忘れちった(笑)
しかしまあ…ああ、そっか。
100万円がもらえなかったおかげで、せめて何か小遣い稼ぎを!!と必死になり、倉庫に埋もれていた「黒犬と山猫」を売りに出そう…!!と思い立ち、ここに登録してみたのでしたよ…!!ああ、意味があったのね…!!
そう、今年の最大の出来事はここに登録したこと、そしてさらに、ただストックを公開していくだけの予定が、また数年ぶりに書き始めたこと…!!(次の驚きが、自動車コラムニストになったこと)
ここ数年「あー、そういえば山猫とクロの話、書いてたんだよな~自分…」と、数ヶ月に一度ふと思い出すだけの存在だったのに、まさかまた、自分の中心として再浮上してくるとは思いもよりませんでした。
その上、尊敬する作者の皆様方、ならびにフォローしてくださっている読み専の方々に、キャラを認識していただき、応援していただき、山猫のぐるぐるやクロの気まぐれ、恋の様子を見守っていただき…いやあ、本当にこんな日が来るとは…。
あの2013年。
西新宿で仕事が決まり、十数人の女子で新規のゆるーい作業が始まって、みんなでずーっとお喋りしてました。そこで私はひたすら一人で本を読んでいたのですが、やがてみんなとも仲良くなり、仲間に入れてもらえたのが嬉しかった!本当に人生でも珍しいストレスのない職場でした。
そして。
そのビルでね、毎朝、ほぼ同じ時間(つまり、私と同じ9時ギリギリ!)にエレベーターに一緒に並び、別の階で降りていく青年がいました。ずーっとイヤホンをして、私服で、背が高くて髪がちょっと長く寡黙な感じで、いつもストレートジーンズに使い古した黒い革の鞄、スエードの靴、そしてグレーのYシャツ…それは柔軟剤の素敵な香りでした…
そう、私は彼とエレベーターで密着するのを愉しむストーカーでした(あはは!)爪が大きめの長い指がエレベーターを降りる直前に音楽を止めたり、ちょっとうつむいてだるそうだけど、上体がぶれない歩き方だとか、夏でも長袖Yシャツ、冬でもその上から薄手のコートを羽織るだけというスタイル、何より歩いてくるときのシルエット…
もうお分かりですね、彼が「クロ」のビジュアルモデルなんです…!
(若い方は知らないでしょうが、漫画で言えば「真壁くん」に似ています!!永遠の王子!←誰?って方は「真壁くん」でググれば彼だらけです。他にその苗字の有名人いないのね)
毎日のように彼と朝を(時に昼休みのエレベーターも)共にし、また他の、スーツ姿の会社員の男性らが闊歩するそのオフィスビルで過ごす中…
「とある人気者の先輩社員が、みんなには『こいつに教えてやらないとね』と爽やかに言い、しかし裏では倉庫みたいな部屋で僕を本当に<お仕置き>してたら楽しい…」という意味不明な妄想が降ってきて、書き始めたのが「黒犬と山猫」です(…え?)。
一応それまでは硬派な文を書こうとしていて、こういうラノベ調というか、軽い文体はまったくアウトオブ眼中(古)だったのに、しかしそのおかげで理想ばかり高くなってずーーっとスランプだったため、「もういいや、公開もしなくていいし、好きに書いちゃえ」と、肩の力が抜けたんですね。もう毎日毎日ずーーっと書いてました(笑)
ずっと公開しなかったのは、読者のことを意識すると「この二人ならこれくらいやっちゃえる」というちょっと狂気めいた、あるいはマニアックな志向にブレーキがかかりそうだったから。
しかし今見ると、趣味に偏り過ぎ、なんだか抽象的すぎ(?)、そして何より二人がくっつかなすぎ…などなどあるものの、60点くらいの感じで「別に読めるけど?」って代物だったのかな?と。自分の中のトガった部分をかき集めて作ったつもりだけど、なんのなんの、私もそこそこマイルドな人間だったのかもしれません。
それから、他の方の作品のこと。
正直、登録した当初は小遣い稼ぎしか頭になく、またBLといってもお…オメガなんとか??とか、とにかくタイトル長かったり、ハーレム的な??ものばかりが目に付いて、…まあ察してもらえると思いますが、うちのは上述のように本当の意味で純粋培養の田舎者で、BL的トレンド?にはついていけないー!と、読むつもりはなかったのですが…
ふとタイトルに「犬と猫」が入った、似たような社会人BLを見つけ、思わず声をかけたのが雪うさこさまでした(勝手にリンクさせていただきます!)。
「田舎の犬と都会の猫 ー振興係編ー」(全248話完結。続編あり)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054903638356こちらは「犬」である主人公・田口くんが「猫」の上司・保住さんに恋をする市役所のお話。あ、別に犬猫は「っぽい」ということで、呼び名とかではない。
ほぼ同じ時期にカクヨム登録、しかも長編のストックを公開していて、勝手に親近感を覚えたのです!そしてうさこさまもうちの犬猫を読んで下さり、お優しくもたくさんコメントを下さって、「なるほどこうやって交流すればいいのか!」と学びました(*´ω`*)本当に感謝しております!
その後はわりと積極的に読みに行くようになり、また「(自分と同じような)素人作家が書く<オリジナルBL>なんて楽しめるのか?」というのが崩れましたね。「自分の作品=趣味に偏ってて、同じ趣味じゃなきゃ読んでも楽しくないのでは?」というのがあったので。。。でも全然今は、皆様の趣味の幅が広いほど、興味がない分野だってむしろ楽しいし、すっかりハマってしまいました。
困るのは、私、読んだらコメント書きたくなるけど、スマホじゃなくPCじゃないと長文書けなくて、そうするとPCである程度時間取って…じゃないと読めないこと。そして書くのにすごく時間がかかるので、無限に時間が欲しいということ…。。。
というわけで、今も今年を振り返るのに今年と同じだけ時間が欲しいけど、あと11時間で今年が終わる(笑)
とにもかくにも、交流させていただいている方、フォロワーや応援♡をしてくださる皆さま、続きを待っていてくださる読者の方に本当に感謝です。
今のところ「黒犬と山猫!」ハッピーエンド計画は…今最新話で10月の話を書いてて、もうすぐ二人が出会って一周年、二回目の忘年会が来て…その次の年の年度末くらい?ひとまずその辺をめどになんとなーく考えてます。具体性は何もない(笑)…だって日記なのにどこで「~~fin~~」ってしていいかわかんないし!あの山猫、どこで喋り終わるの???唐突に「…というわけで僕たちの物語はまだまだ続くけれど、いったん筆を置くことにしよう」とか言うの?謎だなあ。。。
あー、続きを書こうと意気込んでたのに、半日この近況に費やしてしまった…
ではでは、来年も長文で頑張りたいと思います!!皆様、また仲良くしていただけると嬉しいです!!
よいお年をお迎えください(*´▽`*)!!!
★★★
2021/1/1 追記(都会のBLこぼれ話 part 5)←勝手に連載中
昨日これを書き終えて歩いていると、なんと、背の高い外人君と頭ひとつ低い地味眼鏡の日本人君が、恋人繋ぎで手を繋いで原宿の往来を歩いているではありませんかーーっ!!!外人君も、イギリス人留学生のような真面目そうな感じで、すごくしっとりとしつつ初々しい雰囲気で、すれ違った私は「かーわーいーいーーー!!!」をマスクの中で連呼しガッツポーズでした。聞き違いかもしれないけど、日本語で会話してた。いやーん、どっちがどうアプローチしたんだろうとか妄想が膨らむ!外人君もいかにも積極的なガイジン!って感じじゃなかったから、二人とも奥手なんじゃ!?とか、それでもやっぱり街なかで手繋ぎは日本ではまだまだ大胆な行為だし、どっちから言い出したのかなとか、もーー(*ノωノ)