『始原の帰還者、札幌でひっそりお弁当屋を始めます〜深層の魔物で作った『魔素抜き弁当』が美味しすぎると探索者たちの間で話題な件〜』をご愛読いただきありがとうございます。
私が思う物語は、完全な異世界でもなく、現実でもない、その両方があって、両立しているそんな世界です。
実際には魔物はいなくても、私たちの身の回りには必ず目に見えない何かの働きがあって、見えない世界と見えている世界が引き合いながら一つの物語が作られていくものだと思います。
だから……多分、私たちがこうして生きている世界も、実は半分は現実で、もう半分は非現実とが結びついて見えている「仮想現実の世界」で生活しているのではないかと、そう思うときもあります。
物語には、よく「概念」と「理(ことわり)」という、目に見えない世界を物体化した言葉が使われています。
それは、日常生活の中に自然にあるものなのです。目の前にペットボトルのサイダーがあったとして、ラベルを取ると、そのサイダーとしての概念はなくなります。つまり、目の前で見えているものたち全てに概念はあって、「そうある」という先入観のようなものがあるから、私たちは生活していくことができるのです。
そうしたように、見方を変えただけで、実はすぐ隣にハクリュウ弁当のお店があるかもしれないし、実はすでにミナトの作るお弁当を私たちは食べているかもしれない。
でも、ミナトが作っているかどうかがわからない限り、それはハクリュウ弁当のお弁当でもないし、ミナトも存在しないことになります。
存在理由のようなものを「理(ことわり)」としたとき、概念に与えられた役割とが重なって、私たちが目にしているもの全てに意味を持たせるのだと思います。
この物語は、そういった少し不思議な世界で生きているハクリュウ弁当と、それを取り巻く探索者たちの物語になります。
いよいよ、物語も四食目の中盤に入ってきました。
一食目から四食目までで一区切りとなります。文字数にして15万文字ほど、単行本ならちょうど一冊分といったところでしょうか。
4月26日頃にこの一冊目の物語が完結し、そのまま二冊目の物語へと続いていく予定です。
現在、小説家になろうとカクヨムの両方で掲載していますが、なんとそれぞれのPVの合計が【8,500 PV】を突破いたしました! いつも読んでくださる皆様、本当にありがとうございます!
物語はいよいよ第一部のクライマックス、怒涛の展開へと突入していきます。
これからも湊や朱里たちの物語を書き続けていくため、そしてさらに大きな舞台へと作品を届けていくために、もしよろしければページ下部からの【ブックマーク】や【星(評価)】で応援していただけますと、作者にとってこれ以上ない励みになります!
引き続き、ハクリュウ弁当の行く末を一緒に見守っていただければ幸いです。