不治の病におかされている末那の前に突然メイド服の少女が押しかけてきて、
「二人暮らしに参りました」
と、のたまうことから始まる
くうちゃんと末那さんの二人暮らし
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887933485第7話で2章の終わりです。
少し専門的な用語が出てきて難しかったかも知れません。
こちらで本文に補足させていただきます。
バイオテクノロジーからのアプローチを受けたアンドロイド、それがバイオロイドです。
バイオロイドのくうちゃんは、料理も上手いし裁縫だって得意だしなんでもできました。けれどひとつだけ、本当の意味で分かることができないものがありました。
それは人の本能に起因する、古い脳と呼ばれる扁桃体が司る分野です。このあたりは本文2章をお読みください。
実際に、現代科学では未だ解明されておりません。また、この先も不可能だろうと言われています。
今のAIは人の大脳新皮質の動きを解析してつくられました。
ニューロンとニューラルネットワーク。
日本語にすると素子とそれが行き来する伝達回路です。
その仕組みでつくられたのが、ディープラーニングという手法であり、これを搭載した人工知能がAI(Artificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス))と呼ばれます。
まさにこれは人を模倣して作られました。
では、それができたなら、扁桃体も同じ要領でいけるじゃん! と思えますが、そうはうまくいかないらしいです。
大脳新皮質は人類史で見ればごく最近発達した脳の分野らしいです。
扁桃体は本能部分、つまり人類が誕生した6000万年前からあった部位。
だからもう、なにをどうすれば解析できるのか分からないのが現状らしいです。
以上が2章の補足です。
次話から3章に移ります。
引き続きお楽しみください。
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