現在連載中の長編多文化ファンタジー『帰還の蝶』第6章第4話を掲載しました。
お楽しみいただけましたら幸いです。
<執筆こぼれ話>
親衛軍団を始め、各地の軍事を管理する軍務庁。その中でも、王〈シャー〉の警護と円城内の防衛にあたる部隊が、側近軍団です。
側近軍団の兵士のうち、親衛隊に所属する者は、特に親衛軍人と呼ばれます。
構成員の多くが奴隷として親衛軍人に買われた外国出身者であるのが、最大の特徴です。
特に、ノール人は、その恵まれた体格から、高値で取引されており、少年のうちに人買いにさらわれて売られたのち、訓練を受けます。
歩兵として能力が高く、親衛軍人となり、近衛を務める者も多くいます。
部隊構成は以下の通りです(人数は、おおよその目安)。
側近軍団:31,900人
>教練隊:3,400人
>イェコム隊(yekom1番目/親衛隊):1学年100×4=400人
>ドヴヴォム隊(dovvom2番目/守備団):1学年500×6=3,000人
>親衛隊:4,500人
>近衛付隊:500人(王〈シャー〉の警護)
>宮殿付隊:1,800人
>後宮付隊:1,100人
>薔薇付隊:1,100人
>守備万騎兵団:24,000人
>南西隊(シヤーザミーン門):6,000人
>北西隊(ブローノード門):6,000人
>北東隊(アスパダナ門):6,000人
>南東隊(デュールハーネ門):6,000人
イェコム隊で学び、親衛隊に配属されるのは、もちろん身元が保証された男子のみ。
そういった点で、アフシンは寵童だったため、身分も申し分なく、うってつけの人材なのです。
退宮という苦い選択をしたアフシンですが、彼には彼の矜持があります。まあ、アフシンのことですから、へこたれず、持てる力で難局を切り抜けていくことでしょう。
軍人として歩み始めたアフシンが、今後どう関わっていくか、見守っていてくださいね。