※本近況ノートには、盛大なネタバレが含まれています。
本日「転生オタクは推しの自己犠牲エンドを否定したい」の第22話が投稿されました。
深淵の魔竜の討伐を以て、第一章は終了。
残すはエピローグのみとなりました。
ぶっちゃけ誰も得しないものなんですが、作者自身が設定厨かつ語りたい病なので、ここに転自己の根っこの設定、カノンとリーネフォルテ、ついでにルクスたんと作者が呼称している、レーヴァ=ルクスの中の人のループについて残しておきます。
まず、物語のはじまりはゲームのトゥルーエンド。
主人公である名もなき英雄がリーネフォルテからレーヴァ=ルクスを一時的に借り受け、ラスボスとの一騎打ちで見事討伐。
これを最後まで見届けたオタク女子、木島夏音がショックのあまり衰弱死するところから物語が始まりますね。
ここでまずカノンが飛ばされたのが、一周目のフォストリエです。
何が起きたのかは追々語ることになるので、まず結論から。
一周目は最悪のバッドエンドでした。
味方キャラは全員死亡、ラスボス戦の流れはトゥルーエンドと同じ。カノンがリーネフォルテから一時的にレーヴァ=ルクスの担い手の権利を譲り受け、ラスボスとのタイマン。
謎多きラスボス「深淵の王」を討伐することができたのですが、時既に遅し。
人類は滅亡、世界は崩壊、ラスボス倒しても帰る場所がありません。
ここでまず、リーネフォルテが最初の自己犠牲を行います。
自身の存在と記憶をもとに世界を再構築したわけですね。
カノンはリーネを救いたいという願いと、救えなかった失意を抱えたまま二周目へ。記憶を失い、感情だけを引き継いでしまいます。
「次があるのなら、絶対リーネを救ってあげるから……!」
要するに、リーネフォルテがま〇か、カノンがほ〇らになってしまったわけです。
次の周回。
これをα1と名付けます。
α1では、カノンが聖剣を引き抜きます。
一周目でルクスを使ったことで、担い手の資格を得てしまったわけですね。
この時、まだルクスはルクスたんには変化していません。
この周を一言で語るとするなら……最高のバッドエンドです。
リーネフォルテは聖剣を抜かず、カノンが剣の聖女として世界を救う。ラスボスとのタイマンバトルも制して、ようやくリーネフォルテ“だけ”を救うことに成功します。
そう、世界は救われていなかったのです。
人類は滅亡、世界は崩壊、結局何も変わりません。
帰る場所なんてどこにもない、未来なんてない、あとは死ぬのを待つだけ。
だからカノンは、せめてリーネにだけは未来を、と願いながら世界を再創世します。
次の周回
これをα2と名付けます。
リーネフォルテは前の周回の記憶を引き継ぎました。
ですが、リーネフォルテがどれだけ先回りをしようと、カノンが聖剣を抜いてしまいます。
あとはα1と大体の流れは一緒。リーネがどれだけ足掻こうと、世界は結局壊れ、カノンが自分を犠牲に再創世。
何度も、何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も……リーネフォルテはやり直します。
今度はカノンがま〇かに、リーネフォルテがほ〇らになってしまったわけですね。
そして辿り着いた本編の前周回。
これをβと名付けます。
度々カノンがフラッシュバックするのもこの周回です。
気の遠くなるような周回を重ね、ようやくリーネフォルテは聖剣を取り戻しました。そして、カノンと共に最高の未来に向けて旅を続けます。
ですが、運命の修正力なのか、一周目をなぞるような形で結末を迎えてしまいます。
多くの記憶を抱えながら、リーネフォルテは世界を創り直します。
その際、彼女は聖剣レーヴァ=ルクスが本来持つ世界の書き換え能力に着目しました。
今まで、世界を再創世するためにしか使ってこなかったこの力。
「これを制御できれば、運命に打ち勝てるのでは?」
そう考えたリーネフォルテは、力の制御のためにこの周回以前の記憶を全てレーヴァ=ルクスに注ぎ込み、世界をリセットします。
全てのリーネフォルテの記憶を得たルクスの中には、彼女の意志が宿りました。
ルクスたんの誕生です。
ルクスたんが宿ったことで、聖剣は変質し、創世の剣から開闢の剣になりました。
運命を切り開くとか、開闢とかなんなんって話は、めちゃわかりやすくまとめましょう。
今のルクスは「絶対ハッピーエンドにしてやるソード」です。
以上がルクスたん誕生の経緯。
カノンのパラメーターが異常値な理由は簡単です。
記憶がなくても、能力値は前周回を引き継いでいたのです。ゲーム感覚で語るなら、レベルカンスト一歩手前のポテンシャルを秘めています。ただ、彼女はまだそこに気付いていないようですが。
そして、記憶の有無に関してはこうなっています。
①カノン/二周目の記憶だけ。一周目+βの記憶がたまにフラッシュバックしてくる
②リーネ/全周回の記憶持ち(カノンがまどかる瞬間限定)
③ルクスたん/全周回の記憶持ち(これをたまにカノンに流してわからせてくる)
というのが、三人のループの詳細でした。
実はほむらだと思っていたやつが延々まどかしてて、まどかだと思ってたやつがほむらとしてループしていた、という説明が一番わかりやすいと思います。
だからカノンもリーネも両方主人公だよって、前回の近況ノートで語ったんです。
作中でも伝わるように書いているはずなので、伝わってくれればいいなぁ……なんて。はは、すみません。伝わらなかったら私の技量不足ですね、〇にます……。
以上、誰も得しない設定解説近況ノートでした。ありがとうございました。
拙作「転生オタクは推しの自己犠牲エンドを否定したい」をどうぞよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/822139840997851948