『おい盗賊っ、お前はこのPTから追放だああああああああああああああ!』
「え PTの哨戒役をして、投げナイフで敵の出鼻を挫いて、今のPTのユニーク装備宝箱の全ての罠を解除したこの僕をっ?」
『おいっ戦士、お前はこのPTから追放だああああああああああああああ!』
「え PTの剣であり盾であり、全ての敵からPTを護ってきたこの俺をっ?」
『おいっ僧侶、お前はこのPTから追放だああああああああああああああ!』
「え PTの回復役で紅一点、全滅しかけたPTを復活させた事もあるこの私をっ?」
『おいっ勇者、お前はこのPTから追放だああああああああああああああ!』
「え PTの纏め役であり、自分が居ないと魔王にダメージを与えられないこの自分をっ?」
『……そしてPTのゴミ糞肥溜め、痰壺以下の存在であり、宝箱の前に移動しただけで罠が発動し、剣や盾はおろかナイフも持てない位脆弱で、むさくるしいアラフィフ禿げデブニート野郎のわたくしは速やかに自害致します生きていてすいませんザシュー』
「今日はいい天気だな」
「嗚呼、そろそろ次の村だし美味しいモノが食いたいぜ!」
「もぅ戦士ったら、何時も其ればっかり、勇者からも何か言ってよっ」
「はははっ、まぁ出会ってからもこれからも俺達4人で魔王を倒す旅をしていくんだ、少し位気を抜いても罰は当たらないだろっ♪」
そして勇者たちは確実に成長し、遂には魔王を倒す事になる……
「よし、やったな!」
「嗚呼、遂に魔王を倒した」
「これで平和になるわねっ♪」
「嗚呼、じゃ4人で凱旋だっ♪」
勇者一行は国を挙げての大歓迎を受け、彼らは英雄に……やがて勇者と僧侶は結婚し国を作り盗賊と戦士も其の補佐をし、王国は数千年にも渡って大繁栄を遂げるのであった
THE END
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続きはありません
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