夜煎炉

天使と魔族は長い間戦争を重ねていた。 本来神族は１種族に肩入れをする事がない生き物だった。 「嗚呼、そうっすか。それがアンタ等のやり方なら、良いっすよ」 「お望み通りの姿になっ…

それは、小さな願いだった。 「神様、どうかお願いです。助けてください」 だけど、神様とやらは、そんな小さな願いさえ、あっさり消し飛ばしてしまうのだ。 大戦の終結を願った少年と…

勇者育成学園。 此の学園の生徒は２年になると、自分が希望する異世界に転移し、其処での生活を強いられる。名前の通り勇者を目指しても良し、魔王を目指しても良し。要は生き残れば合格、死…

有り触れたお話。 想い人に好きな人がいるという話を、偶々聞いてしまう。 そんな、よくあるお話。 ※ 別所にも掲載しております。

黒鉄翼は極度の甘い物嫌いである。 そんな翼を見て「幸福アレルギーではないか」と声をあげたのは、友人の１人である海原夜。 「余計な事を」そう思う翼の内心を知ってか知らずか、夜は満面…

この国は“天才少年保護特区”と呼ばれていた。 其処に暮らしている天才少年と、彼の幼馴染の小さな物語。 ＳＦ（すこし　ふしぎ）です。 なろうにも掲載しております。

「お前は本当馬鹿だよな」 アンタは毎日オレにそう言う。馬鹿。大馬鹿。救いようのない馬鹿。 オレは毎日、そんなアンタに笑ってみせる。これがオレの、ささやかな幸せだから。

透き通る様に白い肌、色と言う色が抜け切ったかの様に見事な白髪、そして赤い双眸。 通称アルビノ。 アルビノだけが暮らし、其れ以外の者は“不浄の鬼”と呼ばれ処刑さえされる村の洞窟で、…

あの夜の事は忘れない。 長年の恨みを果たすべく、選ばれし勇者は剣を手に立ち上がる。 １人の勇者が魔王を倒す、そんなお話。 ※ なろうにて投稿済み小説の加筆修正版です。 内容が…

ある国に優秀な青年がおりました。 青年は頭も良く、魔力に優れ、剣術も素晴らしい物でした。 そんな青年は腕を見込まれ、魔王討伐に出掛けます。 魔王は倒れ、その国は平和と莫大な資産を…