僕の書いた「ラショナル・マッドマン」が中間選考を突破しました。
自分自身、この作品はエンタメ性も、ストーリー性も薄いから評価されるのは難しいだろうな……と考えていたところでの、この結果ですので、嬉しさと驚きとが釣り合うぐらいの気持ちでいます。
この作品は今年の2月ぐらいに、何かに突き動かされるようにして、数日で書き上げたものです。今、立ち返って読んでみると、自画自賛してしまうような点もありながら、なんとも言えないような心地にもなりました。サルトルのような実存主義にあまりにも影響されているなと感じたり、展開が性急で直接的すぎるなと思ったり。やっぱり、エンタメ性はないなと再確認したり。
僕はエンタメ性の強い小説も好きなのですが、それは自分には書けないので、結果としてこのような作品が出来上がるのだと思います。やはり、それはどちらが優れているのかではなくて、カテゴリーとして分けられるべきなのであって、その良さの評価基準も違うはず。そして、僕が思うにその評価基準は、僕の作品においては、その内容の批判性の鋭さや、メタファーやストーリーにうまく落とし込んだ分かりやすさ、などになるかなと。それは、表現方法として、あえて小説を選んだ意味の強さだと思います。
こうして改めて考えると、自分の力不足などがよく分かります。これからも精進したいですね。
『ラショナル・マッドマン』
https://kakuyomu.jp/works/16818792436988225484