この世界における学園てのは王都と各辺境伯領の領都にある感じなんですかね？
@t34207
はい、解説の＠aozoraです。
この世界と言うよりこの国、オーランド王国では王都に有望な職業を授かった者を集める学園とそこまでのものじゃないけどそこそこいい感じの職業を授かった者を集める学園がございます。
有望な職業専門校には上位貴族や王族と言った有力者の子弟が通い、平民の上級職業持ちと交流、青田買いをします。
この際無理やりな勧誘は致しません、成人前の者を強引に勧誘する事は女神様の怒りを買うと言う事は広く知られていますから（この話しは数話先で語られます）。
で、王都は人口も多いので上級職に届かないまでも有望な職業を授かる者も結構います。彼らは王都に二つある学園のどちらかに通います。この学園は魔法系と武術系に分かれており、互いに交流会を持ったりして高め合っています。
それで肝心の地方学園ですが、学園の維持には莫大な資金が掛かります、その為学園は途方有力遺族と呼ばれる領地、辺境伯領、公爵領、侯爵領に存在しています。周辺の領地、伯爵領、子爵領、男爵領出身の者はその地域の大貴族の持つ学園にそこそこの職業の者、魔法使い、特化型魔導士、治癒術師などを送る事になります。また、そうした地位、中級下級貴族の子弟はこうした地方学園に通い青田買いを行う事になります。
王都の上級学園⇒王家、公爵家、侯爵家、伯爵家までの子弟
勇者、聖女、剣聖、聖騎士などの有力職業
を授かった者（身分関係なし）
王都の二大学園⇒魔法使い、魔導士などが通う魔法学園
剣豪、堅盾士、重装騎士などが通う
武術学園
地方学園⇒魔法学園や武術学園に通う生徒をまとめて
子爵家以下の貴族子弟は王都の二大学園か地方の学園に通う決まりがあります。王都の二大学園と地方の学園は平民にも門戸を開いており、有力貴族と誼を結びたい商人の子弟などが通ったりします。
因みにバストール商会のガルバス君は王都の魔法学園出身で、得意なのは風魔法だったりします。風魔法適性はありますが、職業が商人なので上級魔法は使えません。
以上、簡単な学園解説でした。