自分がどう生きたいか、他人からの目線、人からどう思われるか、ばかり気にしていたら本当の自分を見逃す。
僕で言えば、腕、胸、首、背中、顔、頭、指、様々なタトゥーが施されている。
案外と意図せぬ所でタトゥーがある事で話しかける場面もあるのだが僕の狙いは違う。
人間社会からの離脱ーー自然主義の赴きーー。
僕は無職の実家暮らしだからオンナにモテるは愚か、友達さえ1人も居ない。
入れ墨をやる事で、隠す事の出来ない場所に彫るともう一般社会には戻れない。
その様が美しいと思い、芸術性豊かな僕は好んで刺青文化をエンジョイしている。
外界と自分の意識との間にふるいをかける事が出来る。
僕は何も必要としない無双状態になった。
精神的ミニマリズムとはこの事だ。
これを見た君は何を思うーー。
蔑むか、焦がれるか、静観か。
どれでもいいーー君が、社会が、何を思おうが僕の生活に一体なんの支障が出るのだろう。
自分が良ければそれでいい。
だって他人の心なぞ結局読めないし、君と僕では個体が違うのだから、この文章はなんの意味もなしはしない。