スマホのメモ機能をよく利用する。
容量がいっぱいになってきたので、不必要なものは削除しようと思い、古いものを見返した。
一つ一つ読み返していると、その当時のことを思い出す。
この時は良いことがあった日や悪いことがあった日を記録していたな。
お手紙を書く時に書きたいことをまとめていたな。
そんなメモたちを整理している中の一つにとても懐かしいものを見つけた。
それは、夏の夕暮れ、帰路の途中、蝉の声や川の音とともに湧いたイメージ。
簡潔に記された創作内容だったが、見た瞬間、当時の考えていたことが全て蘇る。
その当時はこれを形にする術がなく、そのまま放置されていたが、今、このタイミングで見つかるということは、やっと時が来たのではないかと思った。
それからしばらくして、プロットを固めて創作したのが、連載を開始した「宵のまぼろし、夏の果て」である。
形にしたものを人に見てもらうということに抵抗があったが、今は誰か見てても誰も気にしていないということに気づき、臆することが少なくなった。
そんな初創作小説を、読んでいただけたらとても嬉しい。