• 異世界ファンタジー

「“ ”(ダブルクォーテーションマーク)」乱用小説

閲覧ありがとうございます。青波です。
初めに御礼をさせていただきます。

拙著『最高神の〝依代〟』をご覧いただいた皆さま、本当にありがとうございます。
PV、フォロー、♡、とても励みになっております。
面白い小説が書けるよう、これからも試行錯誤しながら精進して参ります。
どうか明日からの更新分も、楽しんでいただけたら幸いです。

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ご存知のとおり、小説執筆の世界には、さまざまなルールがあります。
段落だったり、句読点の打ち方だったり、「……」や「――」の使い方だったり。厳密に守らねばならなかったり、概ね合っていればそれで良かったり。小説を書き始めの方ならば特に、覚えることが多すぎて混乱することでしょう。

嬉しいことに、ことWeb小説に関しては、そのようなルールは「守っても守らなくても良し」という風潮にあるようです。
私も、原稿用紙のルールは「なんとなく知ってる」ふわふわな感じで書いていますので、この風潮は本当にありがたく思っています。


私は、「」も『』も使いたくない、しかし単語や文章を強調したいな、というとき、“”(ダブルクォーテーションマーク)を使っています。

もとは、英文で使用される「引用」または「皮肉」を表す記号なのだそうです。
使い方を念のためネットで調べたところ、日本語の文にも普通に使われているということが分かりました。

ならば、カクヨムの小説に使っても問題はない。
そのときはとてもホッとしたものです。


私は異世界ファンタジー小説を書き、それをカクヨムの初投稿作品にすることに決めました。
プロットを切り、ある程度の話数を書き溜めました。
上記のように、「“”」の使い方を調べ、それを本文内に思う存分使いました。
なにせ、タイトルにも使ったのです。私がいかにこの「“”」を愛用していたか、お分かりになるかと思います。

さて、書き溜めも済み、ついに投稿のときです。
毎日投稿するたび、読んでいただけることが嬉しく、ふわふわした気持ちで執筆用パソコンに向かうことも、ままありました。

「カクヨム含め、Web小説はみんな横書きだ。思う存分『“”』が使えるぞ!」

そう思いながら、執筆に励んだり励まなかったりしました。

しかし、初投稿から数日が過ぎたころでしょうか。
ふと、なにげなく、カクヨム公式のページを開いたとき、衝撃の文章が飛び込んできました。

『PC版、スマホ版で閲覧するときは、縦書きにすることができます!』

縦書き。
縦書き……。
――縦書き!?

そう、私は、Web小説に疎いあまり、知らなかったのです。
カクヨムさまに、『縦書きで読む』機能が実装されていることを。

普段、縦書きで文章をお読みになるみなさまなら、お分かりいただけるかもしれません。
縦書きの「“”」は、なんかもにゃっとして、すっきりとせず、いまいちしっくりこないものであるということを。
当然です。この記号は、英語の文章――つまり、横書きに特化したものなのですから。

私は悲しみに暮れ、代替策を探りました。
そして、天下のインターネットにて、答えに辿り着きました。

『和文の縦書きには、〝〟(ダブルミニュート)』を使うのが一般的です!』

私は泣きました。
泣きながら、テキストエディタを開き、書き溜めた分の「“”」を「〝〟」に変え始めました。

もちろん、「“”」をたっぷり使った、カクヨム投稿済みの分も――。

こうして、私の「“ ”(ダブルクォーテーションマーク)乱用小説」は、「〝 〟(ダブルミニュート)乱用小説」になったのです。

変更せずに見落としている部分がないか、まだ恐れています……。

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そんな「ダブルミニュート」乱用小説は、こちらになります。

『最高神の〝依代〟』
https://kakuyomu.jp/works/16817330666676297425

宣伝というものですね。なんだか、照れてしまいます。
魔力至上主義の家族に『魔力無し』と蔑まれていた少年が、女神に見出されて最強になっていくお話です。
まだ始まったばかりのお話で、主人公が悪役に対抗できる力をようやっと自覚したくらいのところですが、ご興味があればぜひ覗いていただけると嬉しいです。

それでは、また。
次の近況ノートでお会いできる日まで。

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