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生まれて初めて異世界転生小説を書いた話。

※noteにて書いていたものをこちらに移しました。

拙作『わたしを盾にしてください!』は、元々はpixivにて開催された『裏サンデー女子部×pixiv 異世界転生・転移マンガ原作コンテスト』の応募作でした。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892042556

近年のライトノベル界隈では、異世界が舞台の作品が本当によく流行っていますし、中でも現実世界の主人公が異世界へ転生・転移する作風が大人気です。
我が弟が録画していた『幼女戦記』というアニメもそうですし、現在放送中の『転生したらスライムだった件』も面白いですね。

私が中学時代に愛読した『スレイヤーズ!』シリーズをはじめ、1980年代頃から異世界ファンタジーのライトノベルは大人気だった印象があります。
しかし、そこに加えて転生・転移というテーマが流行ったのは、なぜなのでしょうか?

*現実世界に生きる主人公が異世界に迷い込んだらどうなるか?
*現実世界の文化が異世界に広まったらどうなるか?

ライトノベルに限らず、一般文芸や古典、戯曲、児童文学においても、こういった要素は昔からよくあると思います。
しかし、ライトノベルのメイン読者層は10~20代の男女であり、異世界が舞台のアニメや漫画、ゲームに慣れ親しんでいる世代です。
おそらく、彼らが主人公に感情移入することで、「現実逃避したい」「日常から離れた不思議な体験でわくわくしたい」といった想いが、異世界転生・転移系のライトノベルで増幅されるのかもしれません。

私が書いた異世界転生小説『わたしを盾にしてください!』の主人公・萌生(めい)は、17歳の女子高生です。
萌生と同じく、私は死後の転生(生まれ変わり)を現実的には元々全く信じていないのですが(笑)。単なる概念としましては、わりと好きです。
この話を書こうと思い至りましたのは、大好きなゲームシリーズがサービス終了してしまったからです。
サービス終了後も、「またあのゲームの世界観に触れたいな……」と淋しく思う毎日でした。そんな時、ふとひらめいたのです。

「そうだ! 主人公が、二度と遊べなくなったゲームの世界に転生する話を書けばいいんだ!」

ブラウザゲームやソーシャルゲームは、サービス終了してしまえばそこで終わりです。コンシューマゲームとは異なり、ソフトが手元に残るわけでもありません。
私と同じように、好きなゲームのサービス終了を惜しんでおられる方々にも、多少共感していただけるのではないだろうか?
そう考え、約一か月半ほど費やして書き上げました。自分の好きな要素をひたすら詰め込みましたので、執筆はとても楽しかったです。

生まれて初めて書いた異世界転生小説、稚拙な部分もあるかとは存じますが、少しでもお楽しみいただければ幸いです。

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