よそのサイトの、ショートアニメ映像化コンテストが、青春とか恋愛とか、そっち系がいいんだろうな〜とは思ったんですよ。
でも、頑張ったけどダメでした……。
いくつか案は出てきたけど「これって面白いか?」と思い始めたら、続きが出てこなくて。結局、コメディにしてしまいました。
友達にも書き友さん(自分が勝手にそう思っている)にも、恋愛系も書いてみろと言われているので、めっちゃ考えたんですけどね。無理でした。
7500文字くらいで、金曜日に完結です。お時間がある方はぜひ✨
『兄さんの彼女は今日もつめたい』
https://estar.jp/novels/26212881ーーーーーーーーーーーーーーーー
お題の140文字小説『トリあえず』加筆分
「トリあえず刺して……」
妻の声が聞こえて目が覚めた。時計を見ると、02時10分と表示されている。
——誰かと電話をしているのか……?
こんな時間にコソコソと話をするなんて、怪しい。隣の部屋の話し声に耳を澄ませる。
目が覚めた時は、たしか「トリあえず刺して……」と言っていたはずだ。何のことだろう。
「焼いてしまえばいい」
その言葉を聞いた夫は震え上がった。
1ヶ月前に、妻にすすめられて、生命保険の契約をしたのだ。
「あなたの身体が心配だから」なんて言いながら、最初から保険金が目当てだったのだろう。このままでは殺されてしまう。
——逃げないと!
夫は妻に気付かれないように、そっと家を出た。
アハハ、と妻は笑う。
「簡単だよ、ヤキトリなんて」
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勝手に作って、2人に送りつけた140文字小説
『トリあえずおく3−1』
トーリは机の上のメモを見て、目を輝かせた。
「これって、シマちゃんからの暗号だよね。絶対に解く!」
負けず嫌いのトーリは夕方まで考えたが……全く分からない。
仕方なく訊くとシマは首を傾げた。
「暗号? 蒸し鶏のレシピだよ。和え物にせずに、上に置く。野菜が3で鶏が1」