碧絃の怪奇録 抜けてはいけないトンネルを朗読していただきました。
今回は、読書人流水さんが朗読してくださっています。
童話のような話から、ホラーまで、朗読をされる方は本当にすごいなと思います。
同僚の子供や親戚の子に、絵本を読んであげることはあるんですけど、どうしても読み間違えたり、棒読みになるんですよね……。
朗読をする方って、何回読んで公開しているのかな?といつも思います。
『抜けてはいけないトンネル』
https://www.youtube.com/watch?v=WC7R3Y8wP3Mお時間があれば、聴いてもらえると嬉しいです。
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古いトンネルって、怪談話がたくさんありますよね。
それに、実際に嫌な気配を感じるトンネルも多いんですけど、近所に白バイがよく止まっているトンネルがあるんです。
誰も使わない、細くて長いトンネルなんですけど、真っ暗な中に、白バイが待機してるんですよね……。僕は絶対にそこには止まりたくない、と思うような寂しい場所です。
先日も、また白バイが止まっていたんですけど、その後ろから人が歩いてきているのが見えたんです。車だったから一瞬だったんですけど。
でもトンネルの向こうには、家はないんです。建物もない。細い抜け道の先は、山なんです。
なんで歩いていたんだろう。あれって、生きている人だったのかなー……なんて。