青亀

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今回は実地蔵（みのりじぞう）です。
浦浜編の幕間短編に登場します。
治野ノ国の地蔵で、人間の姿になってヨサクとシズヨの稲刈りの手伝いをしました。いつもお供え物として食べ物をくれたお礼に田んぼの稲も増やしてやり、そのおかげで二人は裕福になりました。
人間の姿になると、十代半ばの少年のような見た目になります。
元は普通のお地蔵様でしたが、なにかのきっかけで人間の姿になって動けるようになったらしいと村の人たちに噂されています。ただし、ヨサクとシズヨの前に現れて以来、人間の姿になって動いているのを見た人はいないということです。
そうした逸話から、今でも村の人々に大事にされています。
本編中の登場人物では、キミヨシの地元にいる地蔵様です。