『異世界介護職ーあるケアラーの記録ー』を読んでくださっている皆様、ありがとうございます。
現役で認知症や様々な疾患を抱えた方々に携わる仕事をしています。
この作品を書こうと思ったきっかけは、
「同じ景色を見ているはずなのに、なぜこんなにも違う世界を生きているのだろう」
という疑問でした。
この仕事をしていると、自分には見えていない世界を見ている人たちと出会います。
それは認知症だけではありません。
老いや病、喪失や後悔もまた、人それぞれ違う形で存在しています。
この物語には派手な戦いはありません。
伝説の武器も、最強の魔法もありません。
その代わりにあるのは、
理解できない相手を理解しようとすること。
理解できなくても、隣に立とうとすることです。
『異世界介護職』は、そんな物語として書いています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。