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@anyomo
2024年9月26日
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近況ノート
8
1日前
🌸玉響の桜🌸イメージ画集②🌸
「…これで、良かったですか…?」 …結局、俺でしかなかった。 俺だったんだ。 島津久保の歴史を、書き換えたのは。 消したのは。 そう噛みしめる俺の隣では、床に置かれた史料の残されたページ達が、不意に通り過ぎた微かな春風に煽られてぱらぱらと気まぐれに捲めくられる。 そしてその上には、数多の桜の花弁たちが舞い降りていく。 降り積もっていく。 それは、まるで。 俺によって偽られた歴史のその上に、これから数年、数十年、数百年と、ただ音もなく静かに『時』が降り積もっていく様を表しているかのようで。 こうして隠された歴史が、時の彼方に、深く深く。 ただ静かに沈んでゆく様のようで。 その美しくも切ない光景をぼんやりと見ていた俺は、隣にいる綾に向かってそっと言葉を紡いだ。 「…ありがとうね。綾…」 こうして、全てを果たし終えた今日。 最後のこの瞬間まで、片時も離れず隣にいてくれた綾に、静かにそう呟く。 「…何を申されます…」 そんなことをぼんやりと考えていると、ふと落とされたそんな言葉に俺はそっと顔を上げる。 すると綾はそんな俺の目を見つめ、ふわりとこの肩に羽織をかけてくれた。 「…真に、今日まで。 ——————御苦労様にございました…」 春らしい花冷えに当てられてしまわないようにと、さも当たり前のように羽織りを整えながらそう言ってくれる綾の声が。 涙に揺れていると思った。 【後編379話〜愛し君へ〜より】 ※画像はAI生成です
10月18日
🌸玉響の桜🌸イメージ画集①🌸
最後まで読んでくださった読者の方だけが分かる、本編のイメージ画を、これから気が向いた時にちまちまと載せていこうかと思います。 あれやこれやと私のイメージを聞いて、チャッピーが作ってくれます😋 読者の方なら、どこか分かってくださるはず😎 ではシーンもランダムに、そして不定期に公開しますので暇なときにもご覧ください😋 「お久しぶりです。…御家老様」 —————香ら不の花。 『香らない花』…転じて『不香の花』という異名を与えられた真っ白な雪が、まるで花びらのように今俺のいるこの世界に降り注いでいる。 すると振り返って一瞬驚いたようにちらりとこちらを見たその人は、俺を上から下まで見て心底嫌そうな顔をした。 「………生きておったのか」 そしてぼそりと落とされた小さなその独り言。 こうして顔を合わせたのは久しぶりだし、今はとりあえず聞かなかったことにしてあげようと思った俺は、ただ微笑みだけを返した。 そんな俺を見た伊集院 幸侃は、一切言葉を発さずただ目だけで周りの家臣を下がらせ人払いをすると、その冷たい眼差しでもう一度俺を見つめた。 「…何用だ」 それに俺は、小さく笑う。 奇遇だね。 会いたくなかったのはお互い様。 だけど途中で止まってしまっていた男同士のゲームは、最後までちゃんとしなければ。 そうじゃないと、何も面白くないでしょう? 中途半端ではつまらない。 それが、ゲームというものだから。 だから俺は、淡く微笑んだまま口火を切った。 「…若よりお預かりした太閤殿下御所望のもの。お届けに上がりました」 さぁ、続きを始めようか。 甘美さを纏った『天からの花』と呼ばれるには程遠い、香ることなくただ冷徹な冷たさだけを纏って降り注ぐ…この美しい雪の中で。 …俺とあなたのデスゲームの、その続きを。 【後編194話〜DeathGame〜より】 ※画像はAI作成です
9月27日
玉響の桜🌸本編完結編記念イラスト
They lived happily ever after! May the path you walk, and the life you have yet to live, be filled with nothing but happiness..... Thank you for reading all the way to the end. I hope our paths cross again someday! ※画像はAI作成です
9月22日
本編を読了してくださった皆様へ
【玉響の桜〜愛し君へ〜完結編 The One —ever after—】 匡輝と綾の、令和での400年越しの再会の物語。 実は本編の完結編として、ずっと書こうと思っていました。 やっと書けました。 彼らには、誰よりも幸せになってほしい作者です。 本編が完結して約半年になりますが、まだ2人を見守ってくれる方がいてくださったら、とっても嬉しいです。 ありふれた日常の中での、現代の若者の等身大のラブストーリーとなっていたら嬉しいです。 The One。 運命の人。 本編を私と共に走り抜けてくださったあなたへ、ありったけの感謝を込めて。 2年半この玉響の桜を書き続けた私の、集大成です。 どうか受け取ってください。 以下完全ネタバレになります↓↓↓ ※イメージ画像はAI作成です。 チャッピーにお願いして、この完結編のラストを漫画として作ってもらいました。 ヒント(何の?笑)は雪です。 中編で出てきた雪の異称、天花です。 覚えていてくださった方がいれば、泣いて喜びます。 忘れちゃった方は、お暇な時に 中編222話〜天花に賭ける〜 からどうぞ😋 作者としてあれこれ文句を言い続けた結果、かなり作者的イメージに近づけてくれました🙄笑 (台詞など完全にラストシーンネタバレになりますので、OKの方のみご覧くださいね🥹) ※これは本編『玉響の桜〜愛し君へ〜』の完結編としての令和でのストーリーです。
6月18日
玉響の桜・スピンオフ〜心恋〜三蔵編
もう一人の戦国軍医として登場させた、漢方医鬼塚先生目線のストーリー🩺 『心恋』と書いて『うらごい』と読みます。 心の奥底で密かに恋しく思うという意味の古語です。 💊戦国✕医療 💉親匡(外科&金瘡医)✕三蔵(内科&漢方医) 🩺獣医✕人医 唯一無二の戦国軍医バディ(相棒)が織り成す『嫉妬』『羨望』『諦念』『友情』 腕の良い医師同士としてどこか人知を逸していながらも、その裏では誰よりも人間らしく恋をする普通の青年達でもある、彼ら軍医2人の関係性を描くスピンオフ。 実は本編が完結する前から、ずっと書きたいと思っていました。 だから本編最後の戦国エピローグで、ちらっと三蔵に出家した理由を語らせました。 あれ、実はこっそりこの心恋編の予告的な感じでした🙄笑 本編における亀寿の療養のシーン(中編66話)で、久保が綾に「そろそろ親匡に嫁いでやってくれ」と言い、二人が恋仲になっていることに気づいて三蔵が衝撃を受けている所から、既に彼をどこまでも不憫にさせることを決めていました(ごめんね三蔵)。 親匡と綾の祝言のシーン(中編141話)で、三蔵が『何やら腹が立つから薬盛っていいか、自棄酒だ』と親匡に言っていたのも、実はずっと綾に思いを寄せていたからです。 朝鮮で親匡が伊織の命名に困っていた時、親匡の疲れ度合いを見るために「子供が出来たと聞いただけで気が狂いそう」と言っていたの(後編73話)、あれガチです🙄 需要はないかと思いますが、以上ネタバレでした🫢 でも。 同僚、親友、戦友、兄弟、そして恋敵という誰よりも関係の深い親匡の一番の理解者であるからこそ。 この『玉響の桜』という物語の核心である『山本親匡の歴史の改竄』を、外でもない彼に任せました。 彼以外、いませんでした☺️ ということで、これで本編外として書こうと思っていた三部作の全てを表に出してしまいました🤭 忠恒、匡輝、三蔵。 それぞれの目線から見た、また別の『玉響の桜』🌸 ゆっくり、紡いでいけたらと思います。 本編が完結した今、このまま終わらせてしまうのも寂しかったので🥺 本編を読んでくださったあなたと、もう会えなくなるのも、私自身がとても寂しかったので🥺 ゆっくりゆっくりお付き合いいただけると、とっても嬉しいです。 では最後になりますが、今回お名前をお借りする鬼塚三蔵公。 山本親匡公と共に島津久保公に殉死し、親匡公と同じく鹿児島の鶴嶺神社に祭神として祀られています。 そんな彼に、心からの敬意を込めて。
5月15日
玉響の桜・番外編〜June Bride〜匡輝編
本編の続編でもある忠恒『影打編』と並行して、匡輝と綾の戦国結婚初夜の話も、ゆっくり紡いでいこうと思います。 本編では構成上、いろいろすっ飛ばしてしまいましたので…😖 ですが完結した今だから明かしますと、本編中編で匡輝と綾が戦国で夫婦になる所を構想するあたりから、絶対にジューンブライドの6月(蛍の季節)にしようと決めていました。 だから勿忘草のエンゲージリング💍も登場させました。 この二人には、戦国でも令和でも幸せになってほしかったので🤭 ゆっくり、のんびりお付き合いいただけると嬉しいです😊 ※歴史要素よりも、恋愛要素を強めに描きます。 苦手な方はご注意ください。
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5月13日
玉響の桜・外伝〜忠恒編〜
2年間に渡って書いたこの玉響の桜という小説を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。 本編は前編・中編・後編というとても長い三部作になりましたが、最後まで共に歩んでくださったことに心から感謝しています。 そしてそれが完結した今。 本編において私が散らした歴史のひとひらを、どれから拾い上げていこうかと悩みました。 まだまだたくさん、そのままにしてしまっています。 散らかしたままに、してしまっています。 そう考えた時に、やはりまずは物語の主軸に近い『庄内の乱』を描くべきだと思いました。 なので、もしもまだ『玉響の桜』という物語と共に、そして新しく始まる外伝と共に歩んでくださる方がいらっしゃるならば。 再びゆっくりと、お付き合いいただけると嬉しいです。 必ず完結させます。 読んでくださる皆様に、敬愛を込めて。 そして島津久保公、山本親匡公と並び。 今回その名をお借りする偉大なる島津宗家18代当主、そして薩摩藩初代藩主・島津忠恒公へ。 感謝と敬意を込めて。
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2025年6月22日
読んでくださる方々へ
いつも読んでくださる方々へ、中編を完結させると同時にこの場を借りてお礼を言わせていただけたらと思い書いています。 誰かが幾年も幾百年も語り継いでいるからこそ今日のこの日まで伝わっている。 そして時の流れと共に消え去ってしまい、語り継がれていないこともたくさんある。 そんな歴史の尊くも儚い美しさが、私は子供の頃から大好きでした。 だから『自分の好きな歴史の世界観が思いっきり詰め込まれた物語を読んでみたい』と思ったのをきっかけに、こうしてこの小説を書き始めました。 別に誰かに読んでもらえずとも、こっそり自分で読み返せたらそれでいいな…と思う程度に。 (ページを『公開』にしないと、自分で読むだけにしてもスクロールして読めないんだなぁ…読み辛いなぁ…と思い、軽い気持ちで公開ボタンを押しました🙄笑) それなのに、気づけばいつのまにかこんな稚拙な小説にいつも応援してくださる方や、コメントをくださる方もいて、本当にうれしくて何よりただただ驚いています。 中編はここで完結させてこのまま後編へと続けますが、この小説を読んでくださる誰かが一緒に歴史に想いを馳せてくれるなら、そして少しでも歴史の美しさを感じてくださるなら。 一人の歴史好きとして、私は本当に幸せです。 ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!
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