あー、しあわせだ。
明日菜を組み敷いて、キスしながら、ただ、俺は最近慣れない残業でつかれてもいたけど。
いつもより、頭がまわってないから、さらに単純な言葉になるけど。
「あー、明日菜がいる」
「さっきも、きいー、ん!」
生意気な言葉は、聞きたくないといより、いまは、素直でいて?
…たぶん、からかった俺のせいだけど。
内心、ここでストップと言われたくなくて、焦りながら、明日菜に深く口付ける。
ーそういえば、はじめて明日菜にされた時は、びっくりしたよな。
ファーストキスもだこど、明日菜には、びっくりするんだ。
あまい明日菜の口を堪能しながら、いま抵抗しないなら、もう加減しないぞ?
いや、されたくないからキスで懇願してる俺だけど。
矛盾はほっといて?
って思ってたら、俺の手を掴んでた明日菜の力がぬけついく。
ふとみると、顔どころか、耳まで真っ赤で、涙目だ。
反則だ。って思う。
悔しいくらいに、かわいい。
可愛すぎない?俺の奥さん⁈
いまの俺に尻尾があったら、全力でぶんぶんふってるけど。
明日菜はまだこういう行為に慣れてない。嫌がってないだけ,マシだろうけど。
盛るな?がっつくな?なんか,無理だけど。
だって、明日菜がかわいい。
まだ俺でもわかる、若干の不安と幸せを滲ませた潤んだ瞳にキスする。
軽く触れる。
腕のチカラをゆるめると、明日菜がたぶん無意識に安堵した。
いくら記憶なしでも、たぶん、本来の明日菜には、残ってしまった記憶を、俺は問いださないけど。
ー名作ラブストーリーとして、よく再放送されるしたあ。
「は、春馬くん?」
少し緊張した明日の声まで、愛おしい。
たまらない。
俺は、さっきの決意をあっさり放棄した。
俺ってつくづく残念だよなあ?
「うん、あいしてるよ?明日菜」
結果的に、せっかくの休みは2人で大寝坊するハメになった。
俺って,やっぱバカじゃね?
ただ明日菜がすきだ。