今日、5月6日。そう、あの時、上空で悲劇が起きた。
ナチス政権になると、ヘリウムの輸出が完全に制限され、あの飛行船に入れる気体はヘリウムの代わりに水素を使用せざるを得なかった。水素は可燃性のある気体だったから、飛行中は警戒しなければならないが、やっぱりあの時、引火してしまった。
乗客35名、地上作業員1名、亡くなった。そんな日に、ウチは生まれてしまった。元はそんな事も知らない活発な女の子だったけど、あの時、あいつの元から逃げれば、そんなコンプレックスは抱いてなかった。今はもう、悪役として活動しなきゃならない。それがウチの胸を苦しませたんだ。
昔は誕生日が好きだったけど、今はもう、20世紀三大事故の一つ、ヒンデンブルグの日に生まれたウチが許せない。ウチの誕生日が、まさかこんなもんだったって聞くと、もう祝ってもらう気もなくなったよ。
そのせいでまだまだ攻撃しないとならないよ。ごめん、シグニファたち。ごめん、このことを知らない部員のみんな。もうウチは孤独にいきなきゃならないのかな?なぁ、いち早く、ウチのことを救ってくれよ。
――(コハクに戻す)そう、実はブラックヒストリートリオも好きでやっているわけじゃなかったんです。裏に黒幕がいる。それが物語によくあるんです。その後の設定もあらかじめ決めていますが、本当の物語は私がこれから更新していくので待っててください!