清水家は最初はリアルからはじまって、大骨格はフィクションで、流れは決まってた。
著者の人間関係で、
リアル部分を書き換えなければならなくなった。
構成は決まっていたから、書き換えること自体に痛みはなかった。
動画は消され。
関係はなかったことにされ。
私のアイディアだけ持っていかれた。
それに抗議すると、
頭のおかしい人僕を傷つけないで連絡をするな誰にも話すなと言われた。
清水家を書ききったことは、生きた証でもある。
それぐらいこの半年は辛かった。
陽奈は私ではなかった。
怜も、透も、藤原も、実際の誰かそのものではなかった。
でも、あの四人には、私が好きだった時間の温度が残っていた。
だから書くのに時間がかかった。
思い出したくなかったから。
それでも私は、現実をそのまま閉じ込めず、物語として組み替えた。
清水家は、私の傷そのものではない。
私が傷から作った、小説である。
陽奈が死ぬパートは、ある作品のオマージュで、書くのを楽しみにしていた。
だが、キャラが勝手に最後のセリフを書き換えてしまった。
それが気持ち悪かった。
まあでも、
ごめんね。
ありがとう。
楽しかった。
本当はそれで、
終わらせたかったのだとおもう。