執筆が勢いに乗っています。
夏が始まって早々に夜ふかしの繰り返し。精神的に沈み込んでしまうよりはマシですけど、こんなに熱中して良いものかと心配になります。熱中症にも気を付けなくてはなりません。
先週から開幕した「夜捨の庭」ですが、資料集めに絶賛苦戦中……というのも、舞台が現在から遡って少し前あたりの日本ですから、色々と難しいんです。
多くの人にとって、きっと平成後期は昔ではなく、少し前といった時間感覚なんでしょう。昔のことを記している書物は山ほど敢行されていますが、少し前の文化や技術についてまとめられたものを探そうとすると意外と少ないんですよね。
面白さを醸成するには、キャラクターの息づかいまで伝わってくるような細かい演出が欠かせません。映画と同様、小説にも小道具が必要です。登場人物ひとりひとりが使う日用品、たとえば携帯電話や鞄など、そういったものから読み手は当人の個性を想像します。ですから、当然、そこに違和感があってはいけないんです。現在では当たり前のように普及している技術が当時は存在しなかった、みたいなツッコミどころを潰してゆかねばなりません。だって、変でしょう? 平成三十年の都内の歓楽街に5G対応スマートフォンを使っている人が居たら。尤も「これはそういう設定なんだよ」と言ってしまえば、ストーリーにおけるあらゆる違和感が一気に解消されてしまうわけですが。
今週はここまで。
来週もたぶん書きます。
雨宮妃里