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雨宮妃里

  • @amamiya_0913
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  • 4日前

    テイルデザイナーの活動報告 第1回「初めて投稿するにあたって」

    はじめまして、あるいはご無沙汰しております。雨宮妃里でございます。 小説家と名乗るにはあまりにも自意識が邪魔をするため、私は自分のことを「テイルデザイナー(tale designer)」と呼んでいます。響きが気に入っているだけで、特に定義はありません。物語を設計する人間という程度の意味です。 僭越ながら、今週から活動報告を書きます。創作活動から、だらだら気味の日常まで、比較的自由に書くつもりです。読者様方におかれましては、お時間の許す時にでもご覧頂けたら嬉しく思います。 さて、今週の活動報告です。 まずは過去作の改稿について。第一作をタイトルも含めて全面的に全面的に見直しました。当時の私は、今よりも幾分か健全で、幾分か表現力が未熟だったと思います。そのため、描写の温度が中途半端で、どこか読者様方に対して遠慮があったように思います。今回はその「遠慮」を丁寧に削ぎ落としました。本来、人間の感情はもっと露骨で、もっと不快で、もっと美しいものであるはずですからね。 具体的には、登場人物の内面描写を中心に書き換えています。痛みや快楽を単なる出来事として処理するのではなく、それに伴う「思考の歪み」をきちんと描くことにしました。読んでいて気分が悪くなる箇所が増えていれば、成功です。私はそういう作品を設計する人です。 続いて、新作「Hazardous Flowers」の投稿を開始しました。私にしては初めてのスパイもの。まだ序盤ですが、こちらは最初から遠慮を捨てています。人間社会を「優しさ」や「理解」で説明するのではなく、「陰鬱」と「すれ違い」で組み立てています。今のところ、読者数はほとんどありませんが、そのうち増えると良いなと思います。尤も、静かな場所で育てたい気もしていますけど。 まあ、今週の活動報告はそんなところです。これを書いているのは4月30日の夜。暦が変わらぬうちに初回を出せて良かったと思う反面、もう少し早く書けば良かったと悔やんでもいます。これから活動報告は毎週更新しようと思っていますが、果たして書くことがあるのかと不安にも思っています。 何せ、私の生活は実に平凡そのもの。小説家の先輩方とは比べ物にならないほどに出不精です。1LDKの我が家からは殆ど外へ出ることがありません。白とグレーを基調にしつつ、家具を極力少なくしているせいか、地味な床がよく見えます。「何もない空間は思考を整理するのに適している」と姉に教わって部屋を造ったのは良いですが、読者様方に面白いと思って頂けるような活動報告を書くには向いていないのかも。 この近況ノートには画像を添付する機能があるようですね。でも、私にとっては宝の持ち腐れになりそうです。おいしい料理を作って画像をお見せするのも良いでしょうが、キッチンには最低限の調理器具しか置いていません。ただ、ハサミだけは妙にこだわって選びました。切れ味の良いものは、それだけで少し安心します。 そんな狭いキッチンで為す行為と云えば、日々同じ動作の繰り返し。朝は決まってコーヒーを淹れます。豆を挽く音が好きです。自然で、色っぽい音だからです。熱湯を注ぐとき、粉が膨らむ様子を見ていると、何故か「生きているもの」を連想します。そういう連想は、あまり健全ではないと自覚していますが。第一、あまり手の込んだ料理も作りません。食事は簡単なものが多いです。サラダとスープ、あるいは適当な炭水化物。味にはそこまで興味がありません。ただ、食べるという行為そのものには強い関心があります。人間が何かを口に入れ、咀嚼し、飲み込むという一連の動作は、とても原始的で、どこか儀式的です。そういうところを観察していると、少しだけ気が紛れます。 趣味は映画の鑑賞と散歩です。観る作品は偏っています。価値観が現代に近い作品はあまり好みません。人間の醜さや歪みが、そのまま提示されている作品の方が落ち着きます。散歩は夜が多いです。昼間の街は少し明るすぎて、私には刺激が強いので。 最後に、少しだけ個人的な話をさせてください。 私は昔から「生きていること」があまり得意ではありません。それでも、死にたいわけではなく、むしろ逆で、できることなら終わりたくないと思っています。痛みが嫌いなだけです。不老不死に憧れるのは、そのせいかもしれません。永続的な安寧を選びたいというのは、おおよそ傲慢なのでしょうが、私にとっては自然な感覚です。 だからこそ、書いています。 文章の中でなら、苦しみを形にして、少しだけ外に出せる気がするからです。 今週は以上です。 来週も、たぶん書きます。