美味しいイチジクを割って、
バターをひとかけ。
ただ、それだけ。
それだけなのに、とらやの餡子も、高級マヌカハニーも泣く圧倒的な美味しさです。
熟したイチジクのやさしい甘さ。
そこへ重なる、バターの塩気と深いコク。
果物なのか、お菓子なのか。
それとも、名前のない小さなご馳走なのか。
口の中で会議が開かれましたが、結論は満場一致でした。
「もう1個ください」
お気に入りのミルクを添えれば、今日という日が、それだけで少し上等になります。
そして、前回の近況ノートから今日までに、作品へコメントやギフトをお寄せくださった皆さま。本当にありがとうございます。
いただいた言葉を、何度も大切に読み返しています。
物語を書くのはひとりでも、その物語に心を寄せてくださる方がいることで、ひとりでは見ることのできなかった景色に出会えます。
コメントを綴ってくださった時間も、ギフトに託してくださったお気持ちも、決して当たり前のものではありません。
私の日々に、そっとバターをひとかけ添えていただいたような気持ちです。
皆さまのやさしさのおかげで、ありふれた1日が、忘れたくない1日へと変わりました。
大きな幸せがやってこない日にも、
イチジクとバターくらいの幸福なら、自分の手でつくれる。
けれど、人からいただいた幸福は、
自分ひとりでは、つくれません。
今日の私は、イチジクとバターと、皆さまからいただいたやさしさでできています。
心からの感謝を込めて。
天宮涙花🌹💫