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本日の更新につきまして

みなさんお疲れ様です。天恵月です。
楽しい土曜日が来ましたね。私は平日の疲れで筋肉痛を抱えています。

いつも土曜日の12時頃に更新させていただいているのですが、今回は間に合いそうになく、夜か明日までお待ちしていただくことになりそうです。
申し訳ないのでセンリたちを書く上で参考にさせていただいた書籍の紹介をおまけ程度に載せておこうと思います。(備忘録も兼ねてます)
※私は素人なので本の解釈が違う可能性もあります。
※どれも十分に読み込めてる自信がないです。

「情報学の展開」/米山優
情報工学と文化学の合いの子である情報文化研究の視点で人工知能との共存を探っている書籍です。
作中でセンリが編み出した“ミラーニューロン・AI”のアイデアはこの書籍から来ています。人特有のコミュニケーションを考える上で連座(和歌を複数人で作るやつ)がヒントになるのではと書かれています。

「芸術・無意識・脳」/エリック・R・カンデル
自然知能の情報処理機能と美の感性が生じる過程について解説してくれる本です。科学的説明だけでなく芸術史にも触れてくれるので、読んでいてワクワクしてきます。
作中では脳科学者のマサと芸術家志望の女子高生カーマが結構深いっぽいことを喋ってると思うのですが、彼らの豊かな知識と感性はこうした書籍によって支えられています。

「神の亡霊 : 近代という物語」/小坂井敏晶
友人から貸してもらった本です。(この友人は現代文評論で小坂井さんの文章と出会い、それからずっと小坂井さんを推しているという奇特な人物です)
面白すぎて一瞬で読み切りました。
神に取って代わった自由意志というものが、近代においてどのように神を演じていたかということを論じた本だったと思います。小坂井さんの本は他にも色々読ませていただいているので、内容の混同があるかもしれません。
社会心理学というかなりマイナーな分野の立場であり、その立場の中でも珍しいことに小さな実験結果ではなく歴史の流れを汲んだ大きな視野で社会を考えることを信条としていらっしゃる(と私の目には伺えた)方の語り口はとても素晴らしく、一人の人間としての自分がどれほど社会という大きな生き物に左右されていたかに気づいてハッとしてしまうような、そんな深い学びのある本でした。

「深層学習」/岡谷貫之
教授から頂いた本です。人工知能モデリングの知識をほとんど網羅できる素晴らしい本なのですが、私の乏しい理解力ではその魅力をお伝えすることができません……。
活性化関数やネットワークの種類、確率的勾配降下法などのテクニックが余す所なく収録されているので、モデリングに興味がある方にとってはこの上なく有用かと思います。それなりに数式が入っておりますので、集合位相あたりは前提知識になってくるかと思います。(私はまだ全射と単射を噛み砕けていません。飲み込むどころか吐いてます)

他にも色々読ませていただいているので、また機会があればご紹介したいと思います。
それでは皆様良い週末を。

天恵月

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