カクヨムでオリジナル小説を書く際、作品に当てはまるジャンルを1つ選ぶ必要がある。
異世界ファンタジー、SF、現代ドラマ……。主要なジャンルがずらりと顔を揃えている中、今回私が取り上げるのはこのジャンルだ。
『ミステリー』
このミステリーというジャンル、他のジャンルに比べて書くのが難しくない? というのが今回のテーマである。
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何故ミステリーを書くのが難しいと感じるのか? それは、
『トリックや伏線をちゃんと考える必要がある』
という点に集約されると思う。
私はミステリーをあまり読んだことがないので、あくまで素人の感覚になってしまうのだが、『事件が起きる→事件解決のためのヒントや過程が丁寧に描かれる→事件解決』というのがミステリー小説の大まかな流れだと思う。この大きな流れに、登場人物の心情描写やら風景描写等々のパーツがくっついていくのだと思うが、そもそも小説を書いていく際には念入りな準備が必要になるだろう。
どういう事件が起きるのか? トリックは何か? 事件解決のためのヒントはどのように散りばめるのか? どのような流れで謎を解いていくのか? ……etc
とにかく考えることが多い。そして、念入りな準備をして小説を書く、というのは今の私には出来ない芸当だと感じている。
私は基本的に、その場の思いつきでばーっと小説を書き上げるスタイルである。基本的なプロットや話のオチを考えたら、あとは思いつきでどんどん書き上げていく。登場人物の名前もセリフも、その場のノリで考えてどんどん書いちゃうのだ。こんなスタイルの私にとって、念入りな準備を必要とするミステリーが書けるとはとても思えない。
しかしながら、未熟ながらも小説家デビューを目指して小説を書いている身としては、最初から書けるジャンルを絞ってしまうのは非常によくない。色々なジャンルが書ければそれだけ物語の幅が広がるし、より多くの読者に作品を読んでもらうことにも繋がる。『ラブコメだけど途中でミステリーの要素も入れる』というようなテクニックも、様々なジャンルが書ければ出来る可能性があるのだ。
それに、『毎日小説企画』で毎日小説を書く際も、毎回同じようなジャンルの小説を書いていては書く方も読む方も面白みがない。そう思った私は、5月9日に『探偵の探偵』という小説を投稿してみた。カクヨムデビュー以来初めてとなる、ミステリージャンルの小説である。
しかし……私の感覚的に、この作品はミステリーではない(笑)。ミステリーもどき、と表現した方が正しいだろう。私が正統派のミステリーを書けるようになる日は来るのだろうか……。
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(急に口調変わるけど気にしないでちょ)
取り敢えず、ミステリーの小説を一作読んでみようと思います。かなり前に今村昌弘の『屍人荘の殺人』シリーズを読んで以来、全くミステリーを読んでないんですよね。というか最近全然読書をしてません。まずい。これはまずい。刺激を受けて執筆に活用するためにも、読書量を増やさねば……。
というわけで、この近況ノートを読んでくださった人の中で、「このミステリー面白いよ!」というのがある方はそれを教えていただけないでしょうか? ミステリ読んで書き方を勉強しようと思います。
加えて、私が5月9日に投稿した『探偵の探偵』も是非読んでみて欲しいです。これを読んだ読者がミステリーだと感じるのか、非常に興味がありますので。
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今回の近況ノートはこれで終了! ミステリー書ける人マジで尊敬します〜!